不老不死―仙人の誕生と神仙術 (講談社現代新書)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061491083

作品紹介・あらすじ

霞を食し、空を飛び、踵で息をする…。伝説の中国仙人はいかにして生まれたのか。不老不死の仙薬「金丹」の処法、禽獣の姿をまねる導引体操、異性の気を吸いとる房中術など、不滅の肉体をつくる修業メニューを紹介、古代中国の死生観に迫る。

感想・レビュー・書評

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  •  不老不死や方術に凝った皇帝と言えば始皇帝がすぐ浮かぶが、漢の武帝もそうだったとは。また桃ならともかく、丹砂や雄黄といった鉱物性の仙薬は現代から見るといかにも体に悪そうだが、唐の天子20代のうち6人はこれで命を落としている。同様に丹薬を飲んでいた武則天が81歳まで生きたというのが不思議だ。
     「気」の内丹なら服薬よりはマシだろうし、呼吸法なら健康に良さそうだ。他方で房中術の書に儒家の聖人の名をつけたものが多い。儒教で重要な跡継ぎを作るためというのが著者の説明だ。唐の皇帝には仏教の僧侶も仙薬を与えていたことと合わせ、儒仏道の垣根は低かったのだろう。

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著者プロフィール

1954年、兵庫県生まれ。1977年、大阪大学文学部中国哲学卒業。1982年、同大学院博士課程を単位取得満期退学し、大阪府立大学総合科学部助手に就任。その後、1988年に同大学専任講師、1992年に助教授、2005年に人間社会学部教授となる。2020年に定年退任、名誉教授。現在は立命館大学衣笠研究機構教授。専門は中国哲学。

「2021年 『不老不死 仙人の誕生と神仙術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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