自己愛と献身―愛するという意味 (講談社現代新書 1124)

  • 講談社
3.25
  • (1)
  • (3)
  • (7)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 37
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061491243

作品紹介・あらすじ

「傍観者」は人を愛さない。「ニヒリスト」は人を愛さない。「彼ら」は自分自身を愛することもできない。自分の中にもある「彼ら」を克服し、交感への願いを解放すること。内なる声に応じ、自ら存在を賭けることが「親友」「恋人」を可能にする。自分の港へたどりつくための指針を示す。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • アンガジェーとアウトサイダー◆友情-人間関係の基本◆男女の友情◆To likeということ◆To loveということ

  • 2016.9.4
    その全てを体で理解するには難しい本だなと思った。自分の頭にだけあるものではなく、心にあるものを言葉にすることは難しいことだが、それを読んで頭で理解するだけではなく心で理解することもまた、それ以上に難しい。でもとても大切なことが書かれていたし、私はこの本と著者の前作「自己愛とエゴイズム」を読んで、忘れていたとても大切なことを思い出した。それは私もまた、誰かに愛されて、救われながら生きてきたということである。心からその事実に気付けた時、私は自然に、本当に息をするように自然に、ああありがたいと思えた。そしてそのありがたさを持って、私も誰かを愛せる、救える人間になりたいと思えた。自分の周りの人間を見ても、愛に飢え、愛に欠け、辛い思いをしている人間が多い。私が彼らにできることは、目に見える範囲ではとても少ない。金を与えられるわけではなく、問題を直接解決するわけでもなく、彼らに代わってやることもできない。でも、この心を与えることは、この心の火を与えることは、何も持たない私でもできることではないだろうか。そんなことを考えた。前作よりは文章も読みやすくなっているようには思う。自己愛と献身という、心理学的なテーマと思いきや、学術的な硬さはなく、宗教的な匂いを醸し出しつつも、人間如何に生きるべきかを説いた本である。生きること、他者と付き合っていくことと、愛をめぐる問題に興味のある人間は、一読を薦めたい。

  • キリスト教的な信仰の無い自分には、理解・共感まではしても実践には至れないだろう、と思う内容も少なくなかったが、我と我が身を反省させてくれる言葉の数々が説教臭くなく、温かく心地よく心に響いた事が印象的だった。

  • 同じ「愛」、「好き」TO LIKE とTO LOVEの違いがあることが分かった。
    愛というものは、結局のところ、自分の港に戻ってくるような安心感でもあり、「重み」であり、引っ張られていくものだと思う。

    愛は、二人で作り上げていくものであり。フェイストゥフェイスに満ちたサイドバイサイドの旅であり、最も大切なよう点であろう。

  • 「傍観者」は人を愛さない。「ニヒリスト」は人を愛さない。「彼ら」は自分自身を愛することもできない。自分の中にもある「彼ら」を克服し、交感への願いを解放すること。内なる声に応じ、自ら存在を賭けることが「親友」「恋人」を可能にする。自分の港へたどりつくための指針を示す。

全5件中 1 - 5件を表示

ハビエル・ガラルダの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×