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Amazon.co.jp ・本 (222ページ) / ISBN・EAN: 9784061491397
みんなの感想まとめ
贅沢の歴史を通じて権力者たちの豪華な生活様式が描かれ、時代と共にそのスタイルが変化していく様子が興味深く紹介されています。殷王朝の紂王や秦の始皇帝、唐の玄宗など、歴代の皇帝や貴族たちが繰り広げる派手な...
感想・レビュー・書評
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(01)
酒池肉林というタイトルをそれほど煮詰めた内容ではない.サブタイトルに贅沢三昧とあるが,現代人が想定する贅沢とは異なり,その差異に対する見解はあまり説かれていない.
章立てには,階層に準拠しており,皇帝,貴族,商人の贅沢がそれぞれ紹介され,後二章では,宦官と知識人の例が引かれる.
エントロピーやブラックホールなど,大仰な隠喩も用いられており,贅沢エピソードの途方もなさ充当されるべき語彙が本書では探されているように思う.
食や性,あるいは他人の生命の消費としての殺戮について,原点にあったであろう生々しい表現が婉曲されており,そのような配慮がこのテーマに妥当であったか疑問は残る.
そのような贅沢のなかで,建築熱や庭園熱についてもわずかに触れられている.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2017/11/16 19:08:59
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紂王、始皇帝、煬帝、西太后といった最高権力者の贅沢は往々にして巨大建築に走り、スケールが大きい。貴族の贅沢は、時にデカダン風味を伴いつつも一貫して美意識重視。西門慶という成り上がり商人の贅沢は、色にも食にもギラギラ。また数ある宦官の専横の中でも「全身これ宦官的存在悪」魏忠賢は代表格。殺人マニア張献忠のような一風変わった「贅沢」もあり。筆者は結局のところ竹林の七賢や蘇東坡、唐寅のような清貧(でもないが)の中での精神的贅沢を称えているが、野次馬的に後世から覗き見する分には、現代ではありえない贅沢の方が面白い。同時代人にはたまったものではないだろうが。
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[ 内容 ]
中国の厖大な富が、大奢侈となってふり注ぐ。
後宮三千の美女、甍を競う巨大建築から、美食と奇食、大量殺人・麻薬の海、精神の蕩尽まで。
三千年を彩る贄沢三昧オンパレードにもう1つの中国史を読む。
[ 目次 ]
第1章 皇帝の贅沢
第2章 貴族の贅沢
第3章 商人の贅沢
第4章 贅沢のブラック・ホール
第5章 精神の蕩尽
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
タイトルの奇抜さ程怪しい本ではなく。
中国通史の奢侈編。
グロテスク期待したとしても、知識を期待したとしてもどちらにしても物足りないです。
どれもさわり程度で読みやすいんですが、無闇矢鱈に一般的でないカタカナ英語が出てきます。
論文なら兎も角、新書でこれはないかなぁと。(2010年2月15日読了) -
さすがに贅沢のスケールが違う。美意識も違う(笑)
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タイトルはあれだが中身はサブタイトル通り中国贅沢史。
やはり精神的な贅沢を行った竹林の七賢や蘇軾に惹かれるねえ。 -
中国の贅沢史で
決してイヤラシイ本ではありません。南宋貴族のハンサムはドラッグに溺れ、ブ男は酒に溺れていたとの事。
その美意識には苦笑。 -
中国の贅沢史。皇帝に始まり、貴族、商人、権力者、知識人らのそれぞれの贅沢スタイルが紹介されている。年代が新しくなるにつれ、贅沢も洗練されていくのが面白い。巻末の「真の贅沢は、物質的なものではなく精神的なもの」というセリフは陳腐だが、中国のばかげた物質的贅沢を散々読んだ後だと、この陳腐なセリフも妙に説得力を持つから面白い。
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どうにも、うまくいかなかった感じがある。<br>
中国の昔の偉い人が、えらい贅沢をしていたという話はよく聞く。で、その話以上の何かをこの本から得るのは難しい。amazonの「出版社からのレビュー」を読めば十分かもしれない。<br>
本書に対する不満として、まず資料の扱いに疑問がある。たとえば小説からそのまま引用して「こんな贅沢をしていたんですよ」と語るところもあるが、それは少しばかり雑ではないか。事実と虚構の検証はしてほしい。おそらく著者は「一般向きの本」ということで、有名なエピソードを、細かな事実検証抜きで書くスタイルをとったのだろう。けれど、じゃあ嘘もありで面白おかしく書いているかというと、そうでもない。贅沢の描写にいたると妙にストイックな記述になってしまうのだ。びっくりするほどの贅沢は本書には見あたらなかった。たいてい「でっかいものをたくさん作りました!」式の凡庸な贅沢である。<br>
そして不満をもう一つ。皇帝が贅沢をした理由を「父親殺し」などと安易に精神分析の用語を使って語ってしまうのも、ちょっと抵抗がある。だってそんなの分からないじゃない。ただお金使いたかっただけかもしれないじゃない。<br>
というわけで、なにか中途半端な一冊なのだ。読み物としても、専門書としても物足りない。たとえるなら、テレビで「中国の酒池肉林」番組に出てきたコメンテーターのような、そんな印象を拭いきれない。(けー)
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井波律子の作品
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