- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061491687
作品紹介・あらすじ
「民族浄化」という狂気のもと、蓄積された民族主義と武器が、かつての隣人を殺戮していく。わずか七三年で崩壊。戦争状態となった"自主管理・非同盟"の国家・旧ユーゴ。悲劇の歴史的背景を辿る。
感想・レビュー・書評
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学生時代に、ドイツ史のゼミで、ユーゴ紛争について発表する際に使用した本です。
ユーゴスラビアの歴史や、紛争に至る経緯など、詳細にまとめられているので、非常に重宝しました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
複雑すぎて、地図を横に置きながら読んでもすっと頭に入らない。
…何で?なんでなの?がきっと誰も分かってない、そんな気がする。
なんなのだろう。もう少し読みたい。 -
以前読んだ小説のテーマにもなっていたユーゴ紛争。なんだかすごい。
ルワンダも恐ろしい話だし、元インドネシアも実は凄いことだし(これはアカデミーにもノミネートされている映画、機会があったら観て貰いたい)世界とはなんと脆いものか。 -
(1994.03.16読了)(1994.03.02購入)
多民族・モザイク国家の悲劇
(「BOOK」データベースより)amazon
「民族浄化」という狂気のもと、蓄積された民族主義と武器が、かつての隣人を殺戮していく。わずか七三年で崩壊。戦争状態となった“自主管理・非同盟”の国家・旧ユーゴ。悲劇の歴史的背景を辿る。
☆関連図書(既読)
「ユーゴスラヴィアの実験」柴宜弘著、岩波ブックレット、1991.06.13
「ユーゴスラヴィアで何が起きているか」柴宜弘著、岩波ブックレット、1993.05.20 -
最近ではオシムの通訳としての著書もある千田さんのユーゴ解体のときに現地にいた人間としての記録。セルビア人を悪としての描く立場はあるが、新聞記者だったこともあり、自分の記録を研究者の批評に今後を任せているなど、その姿勢には好感がもてる。
1部は、筆者が見たコソボ分割時の現地の様子などの記録、2部が簡単な略史を含めた戦争の原因、3部が紛争介入をしっぱいしたEC(現在のEU)について書いている。
冷静終結、イデオロギー対決が終焉後に、湾岸戦争、ユーゴ紛争と、少し前の隣人を殺戮してしまう、人間の歴史と業の深さを感じさせる本だと思う。 -
4061491687 270p 1999・5・28 14刷
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凄まじい虐殺やシステム構築が、近年、しかもヨーロッパであったのかといまだに信じられないでいる。
現実逃避もいいとこだ。
セルビアってこの本でも「悪」としての位置付けなのだけれど、考えさせられる部分も多かった。
あらゆる角度から再度、情報を知りたいし思考したい -
ユーゴ内戦、特にスロヴェニア紛争からクロアチア、そしてボスニア内戦初期までを扱った内容の新書です。話が色々と飛ぶけれども、新書、そして導入の本として読むのにはいいんじゃないかなと思う。筆者はジャーナリストだけど、セルビア・クロアチア語が出来るみたい。
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