- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061492202
作品紹介・あらすじ
生き物たちの命を育み、水の恵みをもたらす緑の森が、都市化の中で荒廃していく。失われゆく「里山」の復興をめざし、北海道苫小牧の地で進められている都市林作りの実践をリポート。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
素晴らしい本である。多面的機能を考慮した森林経営ということの実態について、よく理解できた初めての本。
-
「イワナの謎を追う」が誠実で印象に残ったので読んでみたらやっぱりアタリだった。地味だが良い本だ。
北大の苫小牧演習林に赴任した著者が、森や川を再生して行く過程。荒れた森はどうやって再生するのか、生き物の少ない単調な川をどうやって豊かな川に変えて行くのか、その過程が具体的に書いてある。本当にやりがいのある仕事だと思う。
学者らしい淡々とした書き口。これはこれでよしとして、淡々と書かないで、担当者や市民の顔を見えるように書いたら、ドラマとして大変面白いものになっただろう。これは著者の仕事ではない。誰かやってくれないだろうか。「数字が取れる」とはとても思えないが、何人かの心に食い込むよい作品になると思う。駄目かなあ。 -
[ 内容 ]
生き物たちの命を育み、水の恵みをもたらす緑の森が、都市化の中で荒廃していく。
失われゆく「里山」の復興をめざし、北海道苫小牧の地で進められている都市林作りの実践をリポート。
[ 目次 ]
都市林とは何か
試みの舞台
多目的利用の体制作り
森の道作り
環境緑地の林業
都市林の針葉樹
森の応接間
小川の復活
動物たちの復帰
人の活動
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
分類=森林・都市・自然。94年9月。