ラカンの精神分析 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 534
レビュー : 42
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061492783

作品紹介・あらすじ

対象aは黄金数である-ラカン晩年の言葉を手懸りに辿る、その生の軌跡と精神分析の本質。フロイト‐ラカン思想の根源に鮮やかに迫る。

感想・レビュー・書評

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  • ジャックラカンがどんな社会的状況で、どんな分析家の影響で「精神分析家ラカン」になったか、その道程が書かれているのは嬉しい。「ラカンを理解するにはラカンを知っていなくてはならない」と言われる難解さが幾らか和らいでいると思う。

  •  ラカンの入門書。
     精神分析は、自分にはさっぱり分からない、ということがわかった。私はフロイトの『精神分析学入門』や『自我論集』を読んだが、それもさっぱりわからなかった。
     精神病を専門とする木村敏が言っていたけれど、専門家には神経症タイプと精神病タイプがいて、神経症タイプの人は神経症に関しては優れているが、精神病に関しては全然駄目になってしまうことが多く、逆も同様である、と。私は、精神病系の本(といっても木村敏の著書3つくらいしか読んでいないけれど)は非常によくわかるし、おもしろく感じられるのだけれど、神経症に至ってはさっぱりだ。フロイトの時点で、もう既に分からないのだ。だから駄目なんだろう。
     神経症-フロイト-ラカン からはきっぱり手を引こうと思った。分からないのに読んでも、ためにならないということだ。非常に残念だけれど・・・。
     2008.12.8-11.

  • 人間関係における黄金比について理解した。

  • 精神分析のロマネスク◆前夜◆ローマの隅石◆言語という他者◆他者になるということ◆たった一人のパリ◆アガルマを待ちながら◆精神分析の語らい

    著者:新宮一成、1950大阪生、精神科医、京都大学医学部→パリ第7大学、京都大学大学院人間・環境学研究科教授

  • 難解なようで難しくない。
    言葉で説明できないことがある。なぜ言葉で説明できないかを言葉で表そうとすると、表したいことは言葉で説明できないことがわかる。で、そのわかったところを言葉で説明しようとすると。。。

  • 何度か読み出しては挫折してきた本。今回は斎藤環の著作からラカンの位置、とくに他者や言語に対する独特の考え方が見えてきたので、比較的興味をもって読み進めています。

  • すべて理解できたわけではないけれど、なにかものすごく重要なことが書いてあるという直感に引きずられて最後まで読んだ。
    思った以上にラカン精神分析は仏教的なにおいがした。
    人間は他者のまにまに生かされていて、本質的に自己完結して生きることはできない存在なのだな。
    さびしさとは他者を恋う心情であるとこれまで思い込んできたけれど、どうやら逆らしい。

  • 103:エロ魔道 2013/06/22(土) 00:13:35ID:2UVWyPMI0
    「生き延びるためのラカン」を試し読みしたんだけど、文章のリズムがちょっとおいらにはあわなかったようなんで、代わりに「ラカンの精神分析」って本を中古入荷予約しといたよ(;´Д`)ハアハア

    104:Anonymous 2013/06/22(土) 03:43:53ID:U95feZHQ0
    確かにあの本は、文章が受け付けないって人が多いね。
    まあ俺も最初はそうだったけど。
    ただ他の入門書を読んでみた後だと、やっぱりここまでやらないと駄目なんだろうなって気がしてくる。
    ちなみに、『ラカンの精神分析』もかなり難しい、というか、ラカンのおいしいところになかなかたどり着けない。

  • ラカンについて読むのはこれが初めてだったのですが、ちょっと入門書としてはお勧めしにくいなと思います。


    ラカンの登場する少し前の時代の精神分析学の潮流を概説し、それからラカンの思想を時系列に追っていく・・というスタイルの本だと思うのですが、章と章、節と節のつながりが分かりにくい気がします。
    また、他の思想家、学者の引用がやや唐突にでてくるような印象を受けます。


    ある程度勉強した方が読まれるには、充実していて面白いのかもしれませんが、その思想の概略を知るという意味では、自分のような初学者にはハードルが高いかもしれません。

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著者プロフィール

2017年3月現在 京都大学名誉教授、奈良大学社会学部教授

「2017年 『表現する「私」はどのように生まれるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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