「大東亜共栄圏」の思想 (講談社現代新書)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061492790

作品紹介・あらすじ

「侵略」を「解放」と呼んだ「聖戦イデオロギー」を支え、拡めたのは誰か。当時の人々の心性を綿密な資料考証から描く。

感想・レビュー・書評

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  • 新書文庫

  • 太平洋戦争開戦時において、官僚などの支配層はどのような「思想」を国民に説いていたかを記している。

    今から考えると建前でしかなかった「思想」にも一応の筋立てがあることが本書で分かる。特に西洋文化の否定と東洋文化の復興は今でも通じるところがある。上からの「ファシズム化」がどのように進んでいったのかが分かる良書。

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著者プロフィール

1935年生まれ。出身地、富山県。
東京教育大学(現筑波大学)文学部卒業、同大学大学院博士課程修了。
現在、専修大学法学部教授
『大正デモクラシー期の政治思想』研文出版,1981。『日本のファシズム』研文出版,1981。『大正デモクラシー期の教員の思想』研文出版,1990。『大正デモクラシー期の権力の思想』研文出版,1992。『大東亜共栄圏の思想』講談社,1995。『近代日本のナショナリズム』青山社,2001。その他

「2002年 『近代日本の仏教家と戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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