アンコール・ワット: 大伽藍と文明の謎 (講談社現代新書 1295)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061492950

作品紹介・あらすじ

インドシナ半島の中央に次々と巨大な寺院を完成させたアンコール王朝。建造に費した年月は。回廊に描かれた物語とは。なぜ密林に埋もれたのか。遺跡研究の第一人者がカンボジア史を辿りながら東南アジア最大の謎に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • アンコール朝崩壊の原因として、周辺地域も含め開発が飽和状態となったのに加え、長い年月をかけて水路や貯水池に堆積した沈殿物により水利系統が崩壊したためという点が興味深かった。

  • 石澤学長による、カンボジア史とともに捉えるアンコール・ワット。講談社現代新書です。長年の研究から導き出された結論(とさらなる疑問)が、分かりやすく説明されています。エピローグでは遺跡と村人の共存を目指す道としての国際協力にもふれられています。

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著者プロフィール

石澤良昭 いしざわ よしあき
1961年上智大学外国語学部卒業。文学博士(中央大学)。第13代上智大学学長(2005-2011)。現在、上智大学教授(特任)、上智大学アジア人材養成研究センター所長、上智大学アンコール遺跡国際調査団団長。2017年カンボジアのアンコール遺跡の保存修復および人材養成への貢献により「ラモン・マグサイサイ賞」を受賞。
専攻:東南アジア史(特にアンコール王朝時代の碑刻学)
主な著書:『東南アジア多文明世界の発見(学術文庫)』(講談社)、『新・古代カンボジア史研究』(風響社)など。

「2021年 『カンボジア中世史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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