- Amazon.co.jp ・本 (596ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061493667
感想・レビュー・書評
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アフリカといえば、第三世界、周辺地域などと否定的で付随的に位置づけられていた感があります。この本は、そんなイメージを払拭してアフリカ自身を主体として書かれた数少ないアフリカ史概説書です。猿人の段階から古代国家、イスラームの流入、ヨーロッパの進出、独立そして現在へそこに生きるアフリカ人自身を主人公にして書かれてあります。当たり前のようで当たり前でなかったこの視点、読む人に様々なことを教えてくれます。
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高校の世界史だと古代エジプト文明からいきなり帝国主義の植民地にとんじゃう印象があるアフリカ史!本書ではアフリカ史が約600ページにわたりぎっしりと詰まってる!半ば衝動買い。
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カルチュラルスタディーズや現代アートを知る上ではずせない知識かと。
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人類発祥から始まる冒頭からはさすがに読みきれず、植民地化以降の近代を拾い読み。ルサカ行の飛行機の中でギリギリ予習終了。アフリカについては知らないことが多すぎて、私の偏った知識はこれ一冊に頼ってます。(笑)
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論者が様々で、微妙に見方の雰囲気が異なっているのは、アフリカ史だからむしろ良いかと思いました。新書で読めるのがいい。
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「アフリカに歴史はない」という歴史観は嘘です。その手の偏見を打ち砕いてくれる面白さがあります。
また現代史として独立の際のナショナリズムの失敗例と、健全なアフリカ的公共心のあり方についての考察も為になるのではないでしょうか。