21世紀の経済学: 市場主義を超えて (講談社現代新書 1451)

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  • Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061494510

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  • 著者:根井雅弘(1962-、宮崎県、経済学)

  • 2017/01/18 読了

  • 1999年に21世紀の未来に向けて、20世紀の経済学史をまとめた本。社会主義崩壊という中で書かれたことがある意味、時代を感じさせる。

    4章構成だが、経済学史をみると一時もてはやされた理論がすぐに反対の理論が出てきて、歴史が進んでいく様子がよくわかる。また、著名な学者の引用が多いので、全体として読み物として読みやすいと思った。また、理論的にいくら考えても人間には限界があることをつくづく思い知らされた。

    47ページのケインズは、人類の政治的問題は、経済的効率、社会的公正、個人の自由を組み合わせることにあるといったそうだが、そのバランスがいまだにわからないような気がした。

  • 20世紀の経済学は何を解明したのか。どこへ行こうとしているのか。新古典派から現代制度派・複雑系へ。最先端経済学への招待。

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著者プロフィール

1962年、宮崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、京都大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。現在、京都大学大学院経済学研究科教授。著作に、『今こそ読みたいガルブレイス』(集英社インターナショナル新書)、『英語原典で読むシュンペーター』(白水社)、『現代経済思想史講義』、『経済学者の勉強術』、『来るべき経済学のために』(橘木俊詔との共著)、『ブックガイド基本の30冊 経済学』(編著、以上四冊は人文書院)など多数。

「2021年 『16歳からの経済学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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