スポ-ツとは何か (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061494541

作品紹介・あらすじ

Jリーグ合併騒動、IOC金銭疑惑、プロ野球ブラフト問題…矛盾を噴き出しつつ「繁栄」するスポーツを、根源から問い直す文化論。

感想・レビュー・書評

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  • スポーツの社会学的視点から分析しコンパクトにまとめた好著。遊び、監督、ギャンブル・スポーツなど現代日本のスポーツを理解ためのキーワードごとの章立てになっている。
    特に興味深いのが「記録」の章。近代以前のスポーツに、「記録」は無い。誰が優勝した、という事柄の記録は多数残っていても、回数、速さ、距離、などの情報は一切残されていない。古代オリンピアの祭典は、オリンポスの神々に最も近い男を選ぶことに意義があり、それ以外のことに意味は見出されなかった。
    「記録(record)」という名詞が記録するという動詞から生まれたのは1880年代のことだった。日本でも、相撲力士の勝ち星や連勝記録が話題になるのは明治以降のことだった。「記録」とは、近代スポーツを楽しむために創り出された近代の虚構だったのだ。アレン・グットマンの言葉で、彼は古代の身体競技から近代スポーツへの変化を、「儀式から記録へ」という言葉で表現している。近代スポーツにおいて、「記録」は神々に変わる御神体で、それがいかに意味がないものでも、古代人の神と同様それなしには生きていけない(楽しめない)迷信なのだ。

  • そのため、東洋人(日本人)は、スポーツにおいても「精神主義」(合理的練習を無視して、難行・苦行に近い猛練習で精神を磨こうとする考え方)に陥りやすい。また、茶道や華道、能や狂言のように、あらゆる文化に「型」(フォーム)を持つ日本人は、スポーツにおいても「型」を敏感に意識する傾向が強い。

  • [ 内容 ]
    Jリーグ合併騒動、IOC金銭疑惑、プロ野球ブラフト問題…矛盾を噴き出しつつ「繁栄」するスポーツを、根源から問い直す文化論。

    [ 目次 ]
    スポーツの過去・未来
    スポーツ用語からスポーツを読み解く(遊び;アマチュアリズム;アメリカのスポーツ;運動会;応援団(チア・グループ) オリンピック 格闘技 監督 ほか)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 「スポーツとは何か」

    著者 玉木正之  出版 講談社現代新書

    p111より引用
    “「やる気があるのか!」「やる気を出せ!」などと叱責する
    (怒鳴る)のは、指導者が自らの指導力のなさを
    露呈しているものといえるのである。”

    スポーツ本来のあり方や歴史、
    現代における問題点等についての一冊。
    運動会等の身近な話題から、
    ワールドカップ等の世界的なイベントまで広く解説されています。

    上記の引用は、
    精神論についての一文。
    仕事やその他についても、
    この事は当てはまるような気がします。
    反対意見しか言わず、
    代案をなにも提示しない事などが近いのではないかと思います。
    何か違う気もしますが・・・うまく言えません。
    私はあまりスポーツが好きではないですが、
    スポーツが好きでも嫌いでも読んで面白い一冊です。

  • この本は、スポーツとは何かをすごい考えさせる本です。

  • 前にもこんな感じの内容の本を読んで、スポーツの深さを再確認したので、違う本も読んでみました。やっぱりスポーツって深いなあ…とまた感心してしまいました。スポーツって、単に勝敗をつけたり、汗をかくだけのものだと思いがちだけど、そんなことを考えていた自分が情けなくなるほどすごく感動的な気持ちになります。自分がスポーツをやっていたというのもあるかもしれないけど、本当によい本だなと思いました。おススメです!

  • スポーツとは、何か。かなり考え深いことだと思います。私達が普段やっているスポーツは、ただの趣味や体を動かすだけのことではないと思います。スポーツとは、スポーツを通して何かを得ることだと私は思いました。スポーツでは、いろいろな経験ができたり、人間関係を学んだりできることだと思います。普段では、あまり経験できないことをさせてくれることがスポーツんお魅力でもあると思います。みなさんもこの本を読んで、考えてみて下さい。

  • 久しぶりにスポーツがしたくなった。
    体を動かすことはやっぱり大事だと思った。

  • この本は、スポーツとは何なんだろうかということが書いてある本です。ひとそれぞれの見解があるこもしれないけど結局スポーツは日常にないと困る大切なものです。とても面白い本なので皆さんもぜひ読んでみてください。

  • 書名のとおり、スポーツとは何たるかが書かれています。読み終わった後で思ったのですが、スポーツに深い考えは必要ないんじゃないかと思いました。正々堂々と楽しく体を動かし、汗を流し友情を育む。それがスポーツなんだと思います。この本を否定するつもりはありません。むしろそういう考えを与えてくれたことに感謝したいです。

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著者プロフィール

1952年京都市生まれ。東京大学教養学部中退後、フリーのスポーツライターとして、雑誌『GORO』『平凡パンチ』『ダカーポ』『ナンバー』等で活躍。現在、作家、スポーツライター、音楽評論家、国士舘大学非常勤講師など、活動は多方面にわたっている。

「2003年 『玉木正之 スポーツ・ジャーナリズムを語る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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