ゲーデルの哲学 (講談社現代新書)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061494664

感想・レビュー・書評

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  • 不完全性定理以降のゲーデルの思考が丁寧に描かれていて、とてもおもしろい

  • あまりに普遍的で完全だとおもっていたものが、実は本当の意味で完全ではなかったこと。そこに疑問を持つことと深堀していく勇気がすごい。

  • 読み始め。期待高。
    --
    中盤の一番いいところが理解できなかった。リトライする。

  • 「不完全性定理」というものにひかれて昔買った本。表紙は前のバージョン。

  • 小飼弾氏推薦(07,01,31)

  • ゲーデルのかみくだき本

  •  ゲーデルの不完全性定理入門。これは良書。新書でこれだけの内容を盛り込めるのだから、高橋昌一郎の筆力恐るべし。
    https://sessendo.blogspot.com/2008/11/blog-post_16.html

  • 長門有希の100冊の、23冊目。

    この手の哲学本にしてはものすごく読みやすい本です。
    新書だからというよりは、できる限り易しい言葉を使って、まずざっくりと全体感を捉えれるようにという割り切りで書いてある本だからだと。思考実験にページ数が割いてあることもあって、純粋に面白い!
    後半はゲーデル生涯の話とかも入ってくるので、定理だけにのめりこみたい人には不向きかもしれません。(でも哲学書は得てしてそういうものな気もする)

    ちなみに原作で、長門が言った「無矛盾の公理的集合は自己の無矛盾性を証明することができない」というのが、このゲーデルの哲学です。チェッメイト寸前だったチェスの王様を胸ポケットにしまいこんで、こういうことですと古泉が言ってる場面のあれです。

    しかし、古泉と長門の会話はすごい高度ですよね…。普通、高校生の日常会話にゲーデルは出てこないよ…!(そして、詳細は分からなくとも、この手の会話の要点をきちんと捉えられるキョンも、相当頭がいいと思います)(勉強ができるとかそういう意味ではなく)

  • 不完全性定理について概念的に理解できると共に、天才ゲーデルの思考に触れる事ができる。
    完全を求める数学の世界で、不完全を証明したゲーデルは数学の世界から哲学の世界に踏み出す。
    人間は機械なのか、神は存在するのか、
    このような議題も数学的観点から証明するゲーデルはやはり天才である。

  • 名著

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著者プロフィール

國學院大學教授。1959年生まれ。ミシガン大学大学院哲学研究科修了。専門は論理学、科学哲学。著書は『理性の限界』『知性の限界』『感性の限界』『フォン・ノイマンの哲学』『ゲーデルの哲学』『20世紀論争史』『自己分析論』『反オカルト論』『愛の論理学』『東大生の論理』『小林秀雄の哲学』『哲学ディベート』『ノイマン・ゲーデル・チューリング』『科学哲学のすすめ』など、多数。

「2022年 『実践・哲学ディベート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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