ローマ人の愛と性 (講談社現代新書)

  • 講談社 (1999年11月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (215ページ) / ISBN・EAN: 9784061494763

みんなの感想まとめ

愛と性をテーマにしたこの作品は、古代ローマの男女関係や社会的地位の格差を探求し、性愛が倫理や道徳の核心にどのように結びついているかを考察します。著者は、歴史的事実と想像を巧みに織り交ぜながら、わかりや...

感想・レビュー・書評

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  • 著者は愛と性について語ることは下劣でも個人的なことでもなく、ある意味重要なこと・・と語ります。
    カエサルは妻に愛をささやいたか・・
    この答を知ることは古代ローマ時代の男女の地位や格差を明らかにします。
    女王としての地位のあったクレオパトラとは同等な立場としてささやきあったとか・・

    東大の先生でもある著者は自分は天下国家を語る歴史家ではないといってますが、
    そのユニークで柔軟性のある語り口は私のような歴史に造詣の深くない者にも充分楽しめるものでした。

  • 非常にわかりやすい語り口で、愛と性という切り口も面白い。
    歴史家として語れる部分と、かなりの部分想像で補っている部分とをきちんとわけて書いているのも好印象。
    ただ個人的にはもうちょっとどきついのを期待していたんだけど、ずいぶん「きれい」な描写が多かったのがちょいと残念ではある。

  • 100匹の羊が迷っている時、99匹の羊を放置してでも迷える1匹の羊を捜すのが宗教家。99匹の安泰を考えるのが政治家である。つまり、1匹の羊は切り捨てられるのだ。どちらも凡人では決断できないだろう。
     さて、作者は「性愛を語ることは、そんなにも下劣で個人的なことでしょうか」と問いかけている。もちろん、作者は性愛について肯定的に考えているから問いかけるのだ。「じつのところ倫理や道徳の核心をなすのは性愛の問題なのです。性愛の意識は人間の行動規範の重要部分にふれている。性愛を語ることはその社会の深層ににふれること」になるという。
     「カエサルは妻に愛をささやいたか」という問いかけから、古代地中海世界の男女関係を描くなど、おもしろい本である。

  • お薦め。本村先生はいい。

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