日本の公安警察 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061494886

作品紹介・あらすじ

オウム・革マル派との"隠された戦い"とは?監視・尾行・盗聴・スパイ養成の実践法は?誰にも書けなかった"治安活動"の真実。

感想・レビュー・書評

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  • 公安警察から公安調査庁、さらに内調まで触れられており、網羅性は高いが、公表情報中心であること、そして何より古い…20年以上経つ今、最新版が出て欲しい。

  • 作者の思想は好きになれないが、しっかりとまとまっまた本で勉強になった

  • 1999年刊行の本ですが、2023年現在マイナンバーカードに健康保険証機能を無理やりつけようとする施策が行われています。国家が本当に国民の病歴情報にアクセスすることはないのかとても不安です。

  • 個人の尊厳をいとも容易く侵害できる公権力の所業は決して他人事ではなく、知らずに監視されている私たちの日常に潜んでいる。身に覚えはなくともデータとして記憶される個人の行動は必需となったスマホや街中の防犯カメラを通して蓄積されている。この見えない足かせに気づくと本当に自由な社会なのかと疑念を抱く。国家とは一体誰を守るものなのか、その時の感情に任せず理性を持って行動することを再認識する。

  • エンターテインメントのように読めてしまう箇所があるが、これは実際に起こったことだと考えなおすと怖くなる。

    自分たちの組織の存亡をかけて政治と結びつこうとするあたりは、先の世紀末頃に始まったのか?!などと思いつつ、こんな感想を書いてる自分はどうなんだろうと少し不安になるところが、抑止力ってやつなのか?…

  • よくまとまっていてよい

  • 公安警察は膨大な情報を持ち、秘密裏にそれらを活用して取り締まりを行ってきた。



    警察の情報量は凄まじいのだろうと想像させられ、様々な情報を収集することが大切だと実感した。

  • 面白かった 公安の仕組みが勉強になった

  • 『文献渉猟2007』より。

  • 青木さんの本領発揮といったところか。学ぶところは多かった。監視社会化が一層強まることの懸念。

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著者プロフィール

1966年長野県生まれ。ジャーナリスト、ノンフィクション作家。慶應義塾大学卒業後、共同通信に入社。社会部、外信部、ソウル特派員などを経て、2006年に退社しフリーに。テレビ・ラジオのコメンテーターも務める。主な著作に『日本の公安警察』(講談社現代新書)、『絞首刑』(講談社文庫)、『トラオ―徳田虎雄 不随の病院王―』(小学館文庫)、『増補版 国策捜査―暴走する特捜検察と餌食にされた人たち』(角川文庫)、『誘蛾灯―鳥取連続不審死事件―』『抵抗の拠点から 朝日新聞「慰安婦報道」の核心』(講談社)、『青木理の抵抗の視線』(トランスビュー)などがある。

「2015年 『ルポ 国家権力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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