- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061494909
作品紹介・あらすじ
20世紀を代表する天才音楽家は、40年以上にわたりシーンの最前線を走り続けた。残された膨大な音源から「必聴盤」を紹介し、"帝王"の魅力に迫る。
感想・レビュー・書評
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マイルス・デイヴィスの生涯をたどる評伝です。
本書では、著者自身のよるマイルスの音楽性にかんする見解は、比較的抑制されており、評伝としての枠内に収まっています。もっとも、『カインド・オブ・ブルー』以降のアルバムについての説明では、著者のマイルスへの愛が抑えきれなくなっている感はあるものの、全体的には新書によるマイルス・デイヴィス入門としてふさわしい構成になっているといえるでしょう。
マイルスそのひとの個性的な生き方と突出した音楽表現にのみ記述が偏っており、ジャズ史全体のなかでマイルスの位置を定めたり、あるいは彼の生きた時代の文化的背景に触れるなどといったことはおこなわれていないので、多少不満も感じますが、マイルス・デイヴィスがどのような人物だったのかを知るための本としては、その役割を十分に果たしているように思います。 -
マイルス、かっこえー。
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[ 内容 ]
20世紀を代表する天才音楽家は、40年以上にわたりシーンの最前線を走り続けた。
残された膨大な音源から「必聴盤」を紹介し、“帝王”の魅力に迫る。
[ 目次 ]
1 40年代ジャズとマイルス登場
2 黄金のグループと『カインド・オブ・ブルー』
3 ロックと闘う“ブラック・ヒーロー”
4 奇跡の復活と“ポップ・マイルス”の時代
5 ラスト・ノーツ
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
中山康樹はあっちこっちにマイルスねたを書いているが、これは入門編だ。得意のブートレグを除き、正規盤から各時代におけるマイルスの代表する音源を紹介している。1991.09に他界したマイルスは、その年のモントルーで、クインシー・ジョーンズののオーケストラと過去を振り返るような演奏をしているようだ。常に後ろを振り返らなかった彼がである。そんな音は聞きたくもないので、私は聞いていない。
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