- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061495067
作品紹介・あらすじ
意外な面白エピソード。語りつがれる名作名演。何をどう見たらいいのか、入門ガイドの決定版。
感想・レビュー・書評
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NHK「ららら♪クラシック/バレエの礎を築いた男たち」が楽しかった。積ん読していた本書を探す。その時は見つからない。
ようやく見つけて一気呵成に読む。「おじさんたちにバレエを見てもらいたい」切なる願いから書かれた本だけに、俗情に訴える姿勢が少々気になった。しかし、おかげでバレエの歴史や概要がざっと理解できた。萩尾望都のバレエものを読み返す際、別な感動が得られることを期待している。
本書で紹介されたバレエ映画『赤い靴』DVD、持っているはずなのに、これも見つからない……。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ロマンティックバレエ、クラシックバレエ、バレエリュス
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無趣味のおじさんむけ
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書名は大仰ですが、中身はバレエに偏見すら持ってそうなおっさんのためのバレエ入門書。
歴史、代表作の解説、踊ること、バレエに関わった主な団体や人々のこと、などについて、ファンとしての楽し気な話題から研究者としての真面目な考察まで硬軟とりまぜやさしく書かれていて、さらっと楽しく読むことができました。
ちょっと気に障ったのが、ときおりちりばめられるおっさんを意識した俗な雑談で、中高年男性向けとはこういうことなのかと読んでて恥ずかしくなったりも。
個人的には、舞台の魅力的な写真が多数収録されているのが良かったです。サイズが小さくて白黒が多いところが不満ではありますが。 -
図書館で借りたバレエの入門書。レジュメ作成の仕事でバレエについて学ぶ必要があって借りたのだが、読み物としても面白かった。
おじさん世代を読者対象にして、バレエの魅力を語るというスタンス。ときどきおじさんにこだわり過ぎるところが気にならなくもないが、その分親しみやすいともいえる。
来日したアンナ・パブロヴァが芥川龍之介や歌舞伎の六代目菊五郎にも大きな影響を与えたという下りは面白かった。菊五郎は歌舞伎にバレエの要素を生かそうとしたのだという。面白い趣向だ。
当時少年だった淀川長治もパブロヴァの「瀕死の白鳥」を見て、とてつもなく感動し、将来はバレエダンサーになろうと決意したという。淀川さんは亡くなるまでバレエを愛しつづけ、頻繁に劇場に足を運んでいたそうだ。
また、ルイ十四世がバレエ好きだったということは知っていたが、自分でも若い頃踊ったり、振り付けまでしていたということは初めて知った。「太陽王」という綽名も、太陽神アポロの役が好きだったためにつけられたのだとか。
欲をいえば、カラー写真やイラストがあったらもっとよいのだが、新書でそれを望むのはちょっと行き過ぎかも知れない。 -
バレエ鑑賞(というか熊川哲也)に凝っていた時期に取り寄せた本。バレリーナは踊る娼婦だったという歴史やその後の目覚ましい発展ぶりを経て芸術の域に達したことといった知見を得た。
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[ 内容 ]
意外な面白エピソード。
語りつがれる名作名演。
何をどう見たらいいのか、入門ガイドの決定版。
[ 目次 ]
第1章 おじさんたちよ、バレエを見よう
第2章 バレエはどこから来たのか
第3章 何をどう見たらいいのか
第4章 バレエの本質とは
第5章 現在から未来へ
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
「バレエ」を文章で書くと。。。
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623夜
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バレエ鑑賞入門に好適。あくまで踊りが中心で、バレエ音楽についてはほとんど記述が無い。セクハラ小父さん風クスグリが多い。
著者プロフィール
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