馬の世界史 (講談社現代新書 1562)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061495623

作品紹介・あらすじ

人が馬に乗ったとき世界は変わった!戦車と騎馬が生んだ戦争のかたち、東西の道、世界帝国。馬から歴史を捉え直す。

感想・レビュー・書評

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  • 馬に焦点を当てて眺める世界史。騎馬遊牧民の隆盛が世界帝国の出現を促したとか、馬に乗ることで人は速度という観念に目覚めたとあって新たな視点を得た。馬が人類の歴史に与えた影響の大きさがわかり、馬という生き物により興味を持つことができたように思う。全編に筆者の馬への思いが溢れていたのも読んでいて楽しい要素だった。

  • [評価]
    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    馬という動物が人の歴史の中で大きな役割を持っていたことがよく分かる内容だった。
    現代日本で馬といえば競馬が思い出される。賭事をあまりしない人でも馬が疾走する姿に魅せられる人は多いように思う。これも人の歴史に寄り添ってきた馬に本能的に反応しているのだろうか?
    歴史に視点を移せば、日本史でも世界史でも馬が一度は絶滅したアメリカ大陸においても頻繁に登場している。馬なしでは人類の歴史がどうなったかわからないという著者の意見は一考の余地があると私は考える。

  • 150130読了

    馬に乗ることを覚えていなかったら、21世紀はまだ古代だったかもしれない。
    馬が人間の行動範囲を格段に広げた。

  • 遊牧民国家の統一にビビった中国が団結し中央集権国家を作ったというくだりに嘆息。ほぉ。遊牧民を通し西から東に歴史の流れが押し寄せてく(うろ覚え)、見たいなところも良かった。

  • 来たなバルバロイ!

    …昼も夜も馬にまたがり、馬上で売買の交渉をするし、飲み食いするにも足を地につけない。さらに、自分の乗馬の首に身を傾けて眠り、気楽に夢を見るのである。… -ローマの歴史家マルケリウス『歴史』 (本書p.132)

    馬を中心にした愉しい読みものではあったものの、後半は失速気味。名前の羅列等はやめてほしい。なによりも破綻している日本騎馬民族説をそのまま説明するのはいかがなものか。(しかもその説をとなりの国で吹聴し日本人への罵詈雑言をこよなく愛する日本代表悪代官的悪徳政治家をこれまで支持してきた、などといわれれば、歴史観以前に、凌二の政治を見る目は大丈夫かと心配になる。本書とは直接関係のないことだが…)

    改訂新版に期待。大幅に加筆修正してほしい。

  • 馬の役割が大きかったのは事実だろうが、こじつけが多い。「馬から歴史を捉え直す」という視点からすれば仕方がないのかもしれない。また、世界史という割には記述が点描的というか、通史的ではないのは残念。

  • [ 内容 ]
    人が馬に乗ったとき世界は変わった!
    戦車と騎馬が生んだ戦争のかたち、東西の道、世界帝国。
    馬から歴史を捉え直す。

    [ 目次 ]
    1章 人類の友
    2章 馬と文明世界―戦車の誕生
    3章 ユーラシアの騎馬遊牧民と世界帝国
    4章 ポセイドンの変身―古代地中海世界の近代性
    5章 馬駆ける中央ユーラシア
    6章 アラブ馬とイスラム世界
    7章 ヨーロッパ中世世界と馬
    8章 モンゴル帝国とユーラシアの動揺
    9章 火砲と海の時代―近代世界における馬
    10章 馬とスポーツ

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 馬に乗ったことで、「速さ」という概念を人間は手に入れたのだ、と。
    文明にとって、馬がどれだけ大きな存在であるかを熱く語っています。


    「騎馬民族の歴史」にも詳しくなれます。

  • とても興味深いテーマ。でも馬の歴史というよりも、馬にまつわる人間の歴史といった方が正しそうな…?馬の進化の系譜とか乗馬技術の歴史とか、そういうのも入れて欲しかったかも。

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著者プロフィール

1947年 熊本県生まれ
1980年 東京大学大学院人文科学研究科博士課程(西洋史学)修了
現在 東京大学名誉教授
西洋古代史。『薄闇のローマ世界』でサントリー学芸賞、『馬の世界史』でJRA賞馬事文化賞、一連の業績にて地中海学会賞を受賞。著作に『多神教と一神教』『愛欲のローマ史』『はじめて読む人のローマ史1200年』『ローマ帝国 人物列伝』『競馬の世界史』『教養としての「世界史」の読み方』『英語で読む高校世界史』『裕次郎』『教養としての「ローマ史」の読み方』など多数。

「2020年 『衝突と共存の地中海世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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