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- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061495654
作品紹介・あらすじ
奥奉公は、花嫁修業か女の一生の職業か。出世のゴールは、御部屋様か老女か。面接と歌舞音曲、城の日常、暇後の人生。史料を通し、知られざる実像を描く。
感想・レビュー・書評
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奥奉公は、花嫁修業か女の一生の職業か。出世のゴールは、御部屋様か老女か。面接と歌舞音曲、城の日常、暇後の人生。資料を通し、知られざる実像を描く。(2001年刊)
・プロローグ
・第一章 奉公に上がる
・第二章 奥女中の仕事と生活
・第三章 奥女中のいる空間
・第四章 奥女中の出世
・第五章 退職後の人生
・エピローグ
・あとがき
・主要参考文献及び史料
幕府の大奥と、諸藩の大奥の事例を元に、奥奉公について論じている。あとがきにもあるとおり、十分な考察がされている訳ではないが、奉公人供給源としての多摩地方との関わりや、コネの問題など興味深いものがある。花嫁修業のつもりが、奉公が楽しくなり、行き遅れてしまう事なども、現代を彷彿とさせる事象である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
実際に江戸城大奥で一生奉公を
勤め上げた「藤波」の、
実家との手紙を中心に、
いろいろな奥女中の人生を
かいま見ることができました。
浄瑠璃の採用試験から始まり、
江戸城の奥勤めの大変さ、暮らし、
火災の苦労、大奥出世双六や
御殿下り後の後妻、あるいは師匠
としての生き様など、
いろんな女性の人生がこの一冊に
ぎゅーっと凝縮されていて、
現代の私たちに相通づるものを感じます。
とても楽しめました!
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