自衛隊は誰のものか (講談社現代新書)

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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061495845

作品紹介・あらすじ

「戦力なき軍隊」の理想と現実、なしくずし再軍備、旧軍人の策動、社会党の揺れ-国民不在のまま政争の具として翻弄されつづけた半世紀を問う。

感想・レビュー・書評

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  • 終戦、警察予備隊設立、自衛隊へ…という戦後日米安保を当時の政治状況を絡めつつ優しく時系列順に解説してくれる一冊!

  • 全く期待はずれの一冊。

     著者の植村さんは、『再軍備と五五年体制』で、55年体制成立期の選挙動向や各政党の主張、アメリカの政策決定を緻密に論じ、非常に興味深い問題を提示し、私も学ぶところが大いにあった。


    しかし、本書は違う。


     失礼ながら、およそ学者と思えないほどの、論理展開。事実経過を語る場合も、かなり主観的で恣意的と言わざるを得ない。
    著者が感情的に旧軍の体質を嫌い、自衛隊にその空気が流れているのを好ましく思わないのは構わない。(極めて短絡的な思考だと言えるが)
     しかし、それと防衛政策のあり方とは全く別の問題であるだろう。
     なぜ制服組が立案してはいけないのか、内局が統制してさえいればシビリアンコントロールが貫徹され、妥当な政治的判断による防衛政策となるのか。自衛隊をめぐる政軍関係の歪さに言及することなく、ただ制服組の予算拡大を批判し、旧軍的だと言うのは学者としてお粗末と言う他はない。

     極論すれば単なる自衛隊批判の一冊である

  • 読んで損した。

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