エロイカの世紀 近代をつくった英雄たち (講談社現代新書)

  • 講談社 (2002年1月23日発売)
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  • 本 ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061495890

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  • [ 内容 ]
    ナポレオン革命とベートーヴェンはどう交錯したか。
    ヘーゲルは馬上の英雄に何を見たか…近代とともに誕生した「世界史的偉人」を通して、革命の世紀を生き生きと描く。

    [ 目次 ]
    第1章 英雄の世紀
    第2章 啓蒙の賢人から普遍の天才へ
    第3章 啓蒙都市民の誕生
    第4章 ヨーロッパ国際関係のなかのドイツ
    第5章 ナポレオン革命
    第6章 ナポレオン・ショック
    第7章 市民と英雄
    第8章 古典主義からロマン主義へ
    第9章 静穏の一八二〇年代

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著者プロフィール

 印刷博物館館長。東京大学名誉教授。専門は、西洋中世史(フランス中世史)、西洋文化史。
 1941年東京都生まれ。1965年東京大学文学部卒業、1968年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。1969年京都大学人文科学研究所助手。1976年東京大学助教授、1990年東京大学教授、2001年退官。この間、文学部長(1997年4月〜1999年3月)、史学会理事長(1999年6月〜2001年5月)を歴任。2001年国立西洋美術館館長を経て、2005年10月より現職。2005年紫綬褒章受章。
 東京大学在学中は、日本における西洋史学研究について、その文明史的な存在意義を主張して西洋中世史研究の「中興の祖」とされる堀米庸三の下でフランス中世史を学ぶ。12世紀中葉からの北フランスに勃興した大聖堂などの宗教建築様式で知られる「ゴシック」を生み出した中世思想をテーマとして研究者歴を刻む。次第にその後、研究領域を西洋文化史全般へと移行させていったことから、おのずと対象とする時代も拡張されて近世・近代にもおよぶ。風土や町、身体や美術、とりわけ絵画などを題材とすることにより、斬新な視点から西洋史の読み取りに挑戦していく。こうした新しい歴史記述の試みは、その平明な記述とあいまって、研究者だけでなく多くの一般読者にも支持されている。

「2015年 『ヨーロッパ近代文明の曙 描かれたオランダ黄金世紀』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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