外務省「失敗」の本質 (講談社現代新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061496408

作品紹介・あらすじ

エリート外交官はなぜコワモテ政治家に食い物にされたのか。機密費詐取や日朝交渉の実態とは。「伏魔殿」内部の真実を明かす。

感想・レビュー・書評

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  • 105円購入2012-04-15

  • 外務省の失敗の情報をよく整理している。
    問題は、その本質が、黒船による日本の文明開化、
    敗戦によるアメリカ依存体質にどこまで迫っているかである。

    外務省だけでは、何もできないことが明らかになっていない。

    経済界、マスメディア、議会の3つの圧力団体が、欧米に対する従属的な対応しかできていないところに、失敗の本質があるのではないだろうか。

    特に、マスメディアが、一部の報道を除いて、経営、海外への情報発信において、
    いかに国際展開ができていないかを見直すと、より深い分析ができるようにならないだろうか。

    外務省が何かおかしなことをするときには、必ず、経済界、マスメディア、議会のどこかからの圧力であることはないのだろうか?

    そこまでつっこんでこそ、本質に迫るというものではないだろうか?

  • [ 内容 ]
    エリート外交官はなぜコワモテ政治家に食い物にされたのか。
    機密費詐取や日朝交渉の実態とは。
    「伏魔殿」内部の真実を明かす。

    [ 目次 ]
    序章 地に落ちた信用
    第1章 相次ぐ不祥事
    第2章 生かされなかった湾岸危機の教訓
    第3章 政界との異常な関係
    第4章 ODAは必要か
    第5章 瀋陽総領事館事件の真相
    第6章 「拉致より安保」か
    第7章 不祥事の影響

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    [ 参考となる書評 ]

  • 外務省って酷いところだというのがよくわかる。ロシアで一人走り回っているが本省キャリアたちに相手にされない佐藤氏を永田町での自分のように写ってしまうのがよくわかる。鈴木さんはよく頑張っていたと思う。

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