これがビートルズだ (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061496538

作品紹介・あらすじ

ジョンが最も輝いた瞬間とは。ポールの才能はいかに爆発したか。今なお発掘され続ける新事実を踏まえ、六年間、全作品の謎に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • いくら音楽界に革命を起こしたビートルズに対しても、批判するところは批判するズバズバした語り口が特徴だと思う。

    自分が曲を聴きながら思ったことと全く同じ感想を著者も抱いていたのが何カ所かあり驚いた。まだまだビートルズの曲は開拓中だが、この本を手引きに一曲一曲味わっていきたい。

  • 20160316読了

  • ひき篭もれ!ボリューム上げろ!書を開け!

    どんと てぃんく! ふぃ~~~~う。

    本書片手に全213曲聴き直してしまいました。
    ステレオタイプのビートルズ観に囚われない、
    こんなに面白いビートルズ本初めて。傑作です。

    でも、おこちゃまや生真面目な人は読まない方がいいよ。
    感じる本だからね♪ 考えちゃダメ。

    元「スイング・ジャーナル」編集長 中山康樹氏による、
    ビートルズ全公式曲213曲のレビュー集。
    1曲1ページ。小難しい薀蓄一切なし。
    誇張や偏見承知のうえで面白おかしい解説でした。

    本の内容をちょっとご紹介。

    「リンゴが歌うよりも自分たちが歌ったほうがいいということは、ジョンもポールも、そしてジョージでさえもわかっていた。~それは彼等にとって最高の気分転換であり、リンゴも「そうか、そこまで言うなら歌おうか」と応じたことは想像にかたくない。リンゴ、大張り切りだ。」―Boys

    「捨て曲だからストーンズに渡した。捨て曲だからリンゴにまわした。」―I wanna be your man

    「全てを塗り替えたビートルズ(のメンバー)にも古い体質は残っていた。それが「リンゴにも歌わせないと」だ。~彼等は、リンゴが歌わないのはおかしいと考える。誰も考えていないのに、そう考える。~もちろんリンゴの歌が“弱い”ことは知っていた。ゆえにバックアップは懸命だ。~ビートルズに駄作なしとは、こういうことだ。」―Act Naturally

    「ジョンとポールはこの曲を捨てていた。だがリンゴが歌う曲がないことに気付き、わざわざ引っ張り出してきたのだ。友情というべきか、諦観というべきか。」―What goes on

    「このヴォーカルがすごい。二人の声が完全に溶け合い、まるでひとりの人間が歌っているように聞こえる。~ビートルズは最初から強力な武器を持っていた。」―Misery

    「初期ビートルズの最大の吸引力は、ジョンの声と天賦の歌唱力だ。~ジョンはなだらかに下降線を辿り、替りにポールが絶頂期に入る。~なにからなにまでビートルズほど“うまくいってしまった”グループはない。」―All I’ve got to do

    「ビートルズは最高のアレンジャー集団だった。」―Please Mister Postman

    「ジョンとポールはいささかジョージを甘やかしすぎたのではないか。~ジョージには申し訳ないが“ほど”というものがあるだろう。~インド系は才能の浪費だ。~いったいジョージはなにを考えていたのか。いや、なにも考えていなかったのだ。ゆえにタチが悪い。最後に残された手段は笑って聴くことだけだ。」―Blue Jay Way

    「結局のところジョンは表現者であり、ポールは作曲家であったということか。~異なる二大天才が合体したのだから、すごいことになるのは当然だった。~(時代を映すゆえに普遍性を得られないのは)“表現”の宿命~最後に残るのは“音楽”なのだ。」―I am the Walrus

    「ジョンとポールはアーティストであると同時に職業作家だった。~人類愛などという気恥ずかしくなるような~非ビートルズ的なテーマを依頼されて生まれた曲にすぎない。~思い出してほしい、ジョンはガムを噛みながら歌っていたのだ。」―All You need is Love

    「リンゴのサウンドがあってはじめて“ビートルズになる”~荒削りにして繊細、重いが軽やかな味とニュアンス、合っているような合っていないようなタイミングこそリンゴであり、ビートルズそのものなのだ。」―Glass Onion

    「ヨーコが嫌われたのは、やっていいことといけないことに対する理解に欠けていたからだ。無神経さが嫌悪の対象になったのだ。」―The continuing story of Bungalow Bill

    「待った甲斐があったとはこのことだ。~ざっと三年ぶりのジョージの傑作だ。~その間シタールと遊んでいたわけだが~ついに改心したというべきだろう。」―While my guitar gently weeps

    「ジョンの“聴きどころ”は聴き手がジョンに近付いてはじめて成立する。」―I’m so tired

    「ポールがすごいのは、誰にとっても「ポールはすごい」と理解できる点だ。~ポールの天才はまず曲に表れる。~前から“そこにあった”ような曲~次にアレンジだ。必要と不要を選びどう料理するか。~歌や演奏は最後の天才にすぎない。」―Blackbird

    「なんとかっこいい曲か。まるで全盛期のジョンが書いたような曲だ。~音楽的な要素だけで言えば、ビートルズはジョンが脱退してもやっていけたはずだ。だが他の3人のいずれかが脱退してもビートルズは成立しない。」―Savoy Truffle

    「これこそがビートルズなのだ。ジョンとポールとジョージとリンゴがR&Rを歌い、演奏する。しかもライブだ。これ以上のものを求める必要なない。」―One after 909

    「リンゴの歌は“明るい・優しい・温かい”といった表現がつきまとうが、それらと背中合わせにある“哀愁”こそが真の魅力だ。」―Octopus’s Garden

    「ついにくるべきものがきたという感じだ。~オープニングに感傷はない~つづいてリンゴの最初で最後のドラム・ソロだ。これがビートルズのサウンドを根底から支えていたリンゴ・スターのドラムスだ。~そしてポール、ジョージ、ジョンの順で激しく3回繰り返されるギター合戦~突然切断されてコーラス。これでビートルズは終わった。」―The End

    The Endメドレー これからも聴くたびに放心し、Her Majestyで我に帰るだろう。

    ビートルズの魅力は曲そのものであるべきで、曲がビートルズのすべてだ。

    どんと てぃんく! ふぃ~~~~う。

  • 改めて知る、ビートルズの物語とその音楽的世界。
    この本に刺激され、改めてCDにて全曲を聞きなおしております。
    最初に彼らの曲をラジオで耳したのが、1964年頃。
    それから、武道館からのテレビ中継(30分程度でしたが)を観たり、BBCの衛星中継(愛こそはすべて)を見た事が思い出されます。かれこれ40年近い昔の音楽ですが、今聞いても、飽きないというか、新鮮というところが、ビートルズであります。

  • 所在:展示架
    資料ID:10300060
    請求記号:767.8||N45||1653

  • 南さんおすすめの一冊!
    雨とのつながりは・・・・

    Beatlesの好きな曲が、”Rain”だから
    でした!

  • 実は飛行機に忘れてきて最後の一章読んでないけど、ま、いいかなと。とりあえずこの本と一緒にビートルズ全部聴き直した。うなずける部分もあり、断固うなずけない部分もあり。

  • 2013年6月9日再読。巧みなバンドがビートルズをコピーしてもビートルズにはならないのは、技術や演奏を超えた、魂やノリ、感情といったものごビートルズのレベルでは誰にも出せないからだ、という。確かにそうかもしれない。
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    2011年2月13日読了。中山康樹による、ビートルズ全213曲の発表アルバム順の解説、と書けば内容は推して知るべし・・・。最初の3アルバムにジョンの歌手・クリエイターとしてのピークがあり、最後の3アルバムにポールの同じくピークがあり、ジョージの成長ペースは極端な2次曲線を描き、リンゴはマイペースで終始安定・・・という各人のバランスも、奇跡的なビートルズマジックを構成する要素でもあったのか。後期ジョンへの苦言というか愚痴というかそのような文章が目立つが、愛ゆえにというかこの人の芸風なんだと思ってサラッと読み流すのが吉か。後期ビートルズのアルバムばかり聴いていてはダメだな。

  • [ 内容 ]
    ジョンが最も輝いた瞬間とは。
    ポールの才能はいかに爆発したか。
    今なお発掘され続ける新事実を踏まえ、六年間、全作品の謎に迫る。

    [ 目次 ]
    ビートルズという謎
    『プリーズ・プリーズ・ミー』―スタジオで再現されたライヴ・ステージ
    『ウィズ・ザ・ビートルズ』―カヴァー曲を聴け!
    『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』―ジョンの才能が大爆発
    『ビートルズ・フォー・セール』―人気絶頂の中でみせたジョンの新境地
    『4人はアイドル(ヘルプ)』―本気とジョークが交差する
    『ラバー・ソウル』―レコーディング・バンドへ変貌を遂げる
    『リヴォルヴァー』―“レコーディングの時代”に突入
    『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』―時代を象徴する名盤
    『マジカル・ミステリー・ツアー』―ポールが作った名曲群を聴け!〔ほか〕

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • Juliaの中にocean childなんて歌詞があるの、ぜんぜん気付かなかった。それはよだちますね。

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著者プロフィール

1952年大阪生まれ。『スイングジャーナル』編集長を経て音楽評論家。ロックにも造詣が深くビートルズ系の本の中でも『ビートルズを笑え!』は辛口でありながら面白く書かれている。オノ・ヨーコに批判的で日本語が読めるオノに対して批判する評論家としては希有な存在。主な著書に『マイルスを聴け』(双葉社)『エヴァンスを聴け』(ロコモーションパブリッシング)『超ブルーノート入門』(集英社)『Jazz名曲入門』『Jazz名盤入門』(宝島社)『ジャズを聴くバカ、聴かぬバカ』(KKベストセラ-ズ)『スイングジャ-ナル青春録』(径書房)『ビートルズ アメリカ盤のすべて』(集英社)『ビートルズ全曲制覇』(エイ出版)『ビートルズを笑え!』(廣済堂)『ディランを聴け』(講談社)『音楽中心生活』(径書房)『超ビートルズ入門』(音楽之友社)『クワタを聴け!』(集英社新書)『ジャズ・ヒップホップ・マイルス』(NTT出版)等がある。

「2012年 『かんちがい音楽評論[JAZZ編]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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