- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061496569
作品紹介・あらすじ
上司と部下など、人間関係を作りあげる方法。スポーツのコーチ技術から生まれたコーチングは、上司と部下の関係など、ビジネスのあらゆる局面で使われている。親子、教師と生徒などへの応用法も含めて解説。(講談社現代新書)
上司と部下など、人間関係を作りあげる方法スポーツのコーチ技術から生まれたコーチングは、上司と部下の関係など、ビジネスのあらゆる局面で使われている。親子、教師と生徒などへの応用法も含めて解説。
感想・レビュー・書評
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チームリードになるときにメンバーへのコミュニケーションとして興味を持って読んだ本。
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業務上の指導に役立つかと思って手に取った。コーチング、という言葉は知っていても具体的なハウツーは知らなかったので、なるほど、と参考になることが多かった。
ヘルプとサポートの違い、相手の心をくじかず、相手の能力を信じて指導することの大切さと難しさ。
まず自分に余裕を持たないとできないことだな、と思う。
読んですぐに実践できるかと言われると難しいけれど、頭の片隅に置いて人と接したいと思った。 -
コーチングの技術
菅原裕子
◆人の可能性を開く
人は潜在能力を備えた存在でありできる存在である
人はよりよい仕事をすることを望んでいる
◆セルフコーチング
他人の作った流れで生きることの限界
私には結果がみえるまで必要なことは何でもし必要なだけ待つコミットメントがある
人生における重要領域
仕事
経済
環境
自分の内面
人間関係
学習
社会貢献ボランティア
趣味楽しみ
健康
ライフワーク
自己チェック
プロジェクトを決める
なぜそうしたい?
予想される弊害
具体的プラン
自分にまともでない要求をしてみる
◆問題をかかえているときにセルフコーチング
何がおこっているか
その問題をどうしたいか
どうなりたいのか
問題の本質は?
どうしたら解決できるか
解決策をどう実行?
力づけ
人は才能を発揮するため生まれてきた -
コーチングの基礎的な心構えを示した上で、そのための質問の投げかけや、どう承認するかのパターンを色々列記している。
さらに、コーチングが効果を発揮しやすい環境づくりや、セルフコーチング、ファシリテートなど関連場面への臨み方も書いてあり、わりと実践的。 -
相手の中の眠っている能力を引き出し、それを高めていくこと。
それがコーチング。
潜在的な知識やスキルを引き出し、それを知恵に高め、結果に結びつけていく。
やり方を教えるのではなく、自ら学べるように援助する。
ラポールの構築→会話への導入→現状確認→問題課題の特定→望ましい状態をイメージする→解決法の検討→課題を解決するためのプラン作成→プランの確認→力づけ→フォローの約束
ラポールの技術(相手の心を開く)
ミラーリング・・・相手と動きを合わせる、視線をあわせる、目線の高さをあわせる
ペーシング・・・話し方の速度、リズム、抑揚をあわせる、声の大きさを合わせる
聞く技術
聞き耳(自分の観念)を通さない
バックトラッキング・・・相手の話の中からキーワードを見つけ繰り返す
BUTからANDへ・・・否定せずに一旦受け止めてから自分の意見を言う
相手に質問をする・・・yesかno以外で答えられる質問
もし・・・だったらどう
ゆっくり記憶をたどるのを待つ
質問者自身が本音を語る
疑問詞を使う
全般的なコーチングの技術について具体的なやり方を例に出して述べています。
そういう場面に出くわしたときに使える技術と思います。 -
コーチングのやり方について説いた一冊。
分かりやすくて勉強になった。 -
興味深いトピックが多い。上司と部下以外の関係でも色々と取り入れられそう。
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なかなか理解するのが難しいティーチングとの違い。基本プロセスやポイントなどいまもコーチングをする機会には参考にさせていただいている。
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コーチングのいい日本語訳はないだろうか。
部下が上司をコーチとして受け入れない限り,コーチングはできないし,当然,コーチングの効果は生じない。
誉める行為は上下関係を作る。コーチングは上下関係でするものではない。 -
・現状の確認→課題の特定→望ましい状態のイメージ→解決法の検討→プラン作成と確認。他人が相手なら事前にラポール構築と事後に力づけ。
・6w2hを投げかけるのに攻撃的な感じを与えないためには、それなりの表情のコントロールが大事。
・目標設定のポイント:具体的、達成可能、意欲的(になれる)、定量化、記録可能
・組織のビジョンを伝え、本人のビジョンを語らせる
・他人を対象とする技術が知りたくて読んだが、意外とセルフコーチングの方法も参考になりそう