- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061497146
感想・レビュー・書評
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ほとんど壊滅状態のへたれな日本の政治決定システムから見れば、明快そうに思えるアメリカの意思決定プロセスも、当然だが利権と人脈と派閥の坩堝から為されることがよく分かる。米国エスタブリッシュメントの相関図がこれでもかというくらい概観されるのは圧倒。
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[ 内容 ]
イラク戦争で浮き彫りになった米国の変容と米・欧関係激変の構図、そして間に立つ日本の進路を新たな視点で読み解く。
[ 目次 ]
再選目指すブッシュ陣営と選挙参謀カール・ローブ
ネオコンとキリスト教右派
共和党エスタブリッシュメントと軍産インナー・サークル
イラク戦争の真相(米国を揺さぶるユーラシア勢力 米・欧衝突か?協調か?)
翻弄される日本
トヨタに見る二一世紀の歩き方
米国時代の終わりの始まり
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
ブッシュ政権は軍産共同体だった。米国を支配する少数のエリート層で形成されるインナーサークルの正体を探る。国際的なパワーゲームを「人脈」の観点から分析した他に類のない画期的な書。政権中枢にまつわる人脈をたどっていけば、米国を動かす力学が読める。