- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061497665
作品紹介・あらすじ
会社員の価値は「英語ができます」とか「ケーススタディが解けます」といったことにあるわけではない。会社員の価値とは、あくまで組織と社会に貢献すること、つまり「仕事を通じて会社を強くする力」にあります。それができる人こそが、まさに"できる人"であり、大きな市場価値のある人である。仕事を通じて会社を強くするには、押さえるべきいくつかの「ツボ」があります。この本では、ビジネスの基本として押さえたい「三六個のツボ」を紹介していく。
感想・レビュー・書評
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戦略思考、という言葉に違和感、拒絶感があるが、なるほどと思う点が36のツボ中数個発見できたのが、まず良かった。職場のしくみが最近やたらと変化しているが、本書を読むことでその思想の一端を理解できた。開発とマーケットの親和度を上げる必要がありそうだ・・・
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意思決定をし、それに責任を持つこと。
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目新しい情報はないが、Tipsがよくまとまっており、
読み返すことで、忘れていた基本を思い出させてくれる。
ビジネスパーソンにはもってこいの内容。 -
チェックリストとして活用できるか。
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戦略思考コンプリートブックも書いている河瀬誠さんの新書での入門版。
ビジネスでの戦略思考を4分類して、具体的なツボを指摘している。基本的な戦略の考え方が分かるが、細かく学ならば、類書を当たった方がよいと思う。
巻末のブックガイドもよかった。 -
36のツボとは問題解決本や戦略本、マーケティング本などに載っているトピックであり、目新しい考え方ではなかった。これまでにも語られてきたことを平易にまとめたものである。ツボという表現であったので、もっと実学的な本で、はっとさせられるものを期待していたのだが、そういう本ではなかった。
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市場、マーケティング、ビジネスモデル、組織に関しての要諦が、副題にある「ツボ」として簡潔にまとめられている。
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統制型組織は昔のコミュニケーション・ツールの時代に生まれた組織だ。公式な情報は、組織の形に厳密に沿って上下する。組織内で情報を共有するには、会議が一番安い手段だった。部長や課長は"隣の部門の情報を握る地位"にあるだけで、絶大な力を持っていた。
<<中略>>
ところが、今やコミュニケーションの主役はメールなどの電子ツールに移った。横の組織と情報共有や議論をするのに、濃密かつ個人的な人的ネットワークはいらない。圧倒的に効率的なツールが普及した現在、統制型組織を人的ネットワークで補う日本的な会社文化が強みを失うのは仕方ない。 -
客のニーズ
知識的組織 -
競争環境概論、マーケティング概論、ビジネスモデル概論、組織論概論。<br /><br />目新しいコンセプトはなさそうだが、大まかに一通りまとめてあるので把握しやすい。自社のポジションを把握したり、考えられる戦略は何かを網羅しているので、戦略検討する際に役立つだろう。<br /><br />特に後半の組織論に関する解説は面白かった。知識組織として必要な人事方針、評価方法、CEOの役割など。知識組織は新しい形態であり、定式化された方法論がまだないため著者の思いが語られているが、それだけに前半よりも興味深く読めた。
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