自民党と戦後―政権党の50年

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061497856

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  • 政治家たち◆衰弱する巨象◆自民党の歴史◆スキャンダルの歴史◆理念の対立軸◆挑戦者たち◆政権党の将来は

  • 【読書その11】著者は、朝日新聞の編集委員であり、報道ステーションで頻繁に解説を担当している星浩氏。
    最近、お話をする機会があった政治家の方のお話に触発され、政治家関係の著書を読み進めている。
    戦後日本の復興を推し進めた自民党の歴史・その人間模様の概要を知りたいと思い、手に取った本。
    本著は2005年に書かれているものであり、政権交代前の自民党について書かれている本である。その中で同党への挑戦者として挙げられている民主党が政権交代を成し遂げている。
    この平成21年9月の政権交代に至るまで自民党政権がずっと続いてきたのは、著者の言うところのハト派やタカ派との対立など、総裁の座を巡っての自民党内での議論がされ、総裁の交代が擬似的な政権交代であったことが大きいと思う。

  • こんなに読みやすい文章は久しぶり!じゃないかと思う。「自信を持って」書かれた専門書の類ばかり目を通していると、耳当たりのなめらかな文章に触れてホッとする。さすが新聞記者だと思う(自分も将来、書くならこういう語り口にしたい)。
    さて、その内容はズバリ、自民党が政権党として歩んで来た50年の軌跡である(……タイトルそのまんまじゃん)。主に「三角大福中」の時代の考証からその後小泉政権に至るまでの日本政治の歩みが、中心人物たちの姿を通して描かれている。
    この本が書かれたのが戦後50周年にあたる2005年だから、政権交代は未だ起こっていない時の話だけれど、その歴史の生き証人である僕たちにとって、そして今後の政治を考えていく上で、示唆に富む一冊であったと思う。

  • 自民党の歴史についても書いてあるが、テーマごとに分けて論じている。基本は、自民党システムがだんだんと世の中にあわなくなってきたことを実際の事例で検証している。

  • [ 内容 ]
    「50年」の意味を問う。
    政治部記者の目で描く長期政権の成功と限界。

    [ 目次 ]
    第1章 政治家たち
    第2章 衰弱する巨象
    第3章 自民党の歴史
    第4章 スキャンダルの歴史
    第5章 理念の対立軸
    第6章 挑戦者たち
    第7章 政権党の将来は

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    [ 参考となる書評 ]

  • 夏休みの課題図書。55年体制からの自民党の歩みを記した書物。

  • いかにも“ジャーナリスト”が書いた個人的な独断と偏見に満ちた日本政治の一解釈。

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