- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061497870
作品紹介・あらすじ
人生の「目的と意味」は何か?本気で考え始めると、抜け出られなくなってしまいそうで、何となく、怖い。そんな気がして、あまり考えないようにしてきた、という方も、少なくないようです。そんなあなたがこの問題について真剣に考え抜き、そして、心の底から納得できる「人生のほんとうの意味と目的」を探し求める旅に出るための、ガイドブックのような本です。
感想・レビュー・書評
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題名が「人生に意味はあるか」とド直球なのでふと手に取ってみた。
今の日本社会は
「頑張ったり耐えたりしても、大したものは手に入らない、
報われることの少ない社会」
「適当にだらだらやったり、面倒くさくなったら、放り出してしまっても、
たいして失うものの社会」
の中で、
人生は「永遠ではなく一瞬に咲く花のようなもの」と定義づける。
そこで僕の答えは、、、「意味は、自分で探し求め続けること!」
まあそうなんやけど、それの一言を言うために一冊の本にして読ませる?
ということで、久しぶりの★一つ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者は人生には意味がある、というのだが、個人的には意味がない、と思いたい。
後世に何か残ればと思ってがんばっても、やがて人類は滅びる、地球や太陽、宇宙ですら滅びる運命なのだとか。
だとしたら、まあ、意味なんか考えずに、日々暮らして行けば良いのではないのかなあと思う次第です。 -
五木寛之
人生の目的を見つけるのが人生の目的
トルストイ
庶民の福音に帰れ
ゲーテ
欲張って、命を燃やせ
トマス・ネーゲル
すべては一瞬の出来事
渋谷治美
人は根拠なく生まれ、意義なく死んでいく
宮台真司
生きる事に意味もクソもない
ニーチェ
一切はただ永遠に、意味もなく回り続けている
キューブラ・ロス
与えられた宿題をすませたら、からだを脱ぎ捨ててもいい
チベット死者の書
死の瞬間、光に向かって進め
玄侑宗久
根源的な意識の連続体に帰ると信じる
上田紀行
生きる意味の不況から脱出せよ
江原啓之
人生の目的はたましいの成長
フランクル
人生の意味は作り上げるものではなく、発見すべきもの
諸富よしひこ
命がわたししている -
フランクルの考え方が好き。
すべてのことには意味がある。 -
生きる意味はあるのかないのか、あるとすればその意味とは何なのかに迫る。
自分でしか自分の人生の意味づけはできない。
曖昧な表現はできるだけ避けながらも、言葉で言い表せないという部分が多々ある。
私はスピリチュアルに親和性がないので星2 -
秋の講演では不思議に明るい態度に驚かされた諸富先生ですが、文章は極めて冷静で時折熱くなる変わりように、さらに驚き。
それを差し引いても、この本から学ぶべきものであふれていて、読んでよかったと思います。 -
人間の生きる意味や目的は、苦難に耐えるために作り出された偽であり、自らの存在に意味を求めてしまう人間の弱さである。ニーチェの「神は死んだ」にこのような意味があるとは知らなかった。
私が死んだ後のこの世界の様子をどこからか覗き込んでいる私がいるということは、「私の死」は起きていない。「私の死」というのはその存在すらも完全消滅してしまうということなのだ。