カーニヴァル化する社会 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 983
レビュー : 107
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061497887

感想・レビュー・書評

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  • 鈴木謙介の本は好きだな。扱う内容が興味の対象ど真ん中ってのがあるのかな。社会と個人のあり方や私とはなんなのかを社会学の枠組みを使って考えるのが僕にはたまらないです。

  • 筆者・Charlieのブログはいつも難しい文章なので覚悟はしていたが、書かれていることの全体像をまだうまく理解できていない。
    しかし、紹介されている個々の事例からの解釈は私にとって頷けるものが多かったし、最後の方に示される筆者の危惧もわかるような気がする。(ただこの共感があっているのかは自信がない)

    この、その場その場の事情はわかるけど全体の一貫性や方向性がいまいち見えない…っていう感覚はまさにこの本が問題としているところだよね、と思ったり。

  • 今の社会と若者の自分の認識の仕方について。昨今の色んな惨事が「感動」を生み出すための「祭り」としてとらえられているというのはなんとなくなるほどと思った。

  • データに対する「証明と反証」のクリア絵師は、その行為自体が、
    データの正しさとは無関係の「情報戦」となってしまう。
    情報戦の勝敗を決めるのは、データを受容する側が、「なんとなくそう思う」
    程度のこと。すなわち「社会的事象」に対する「データ」による証明は、
    内容の水準とは別に「なんとなく好感が持てるという極めて曖昧な
    感情の発生数を争うことになる。データが蓄積され、リスクの算定に
    用いられれば用いられるほど、そのデータを選ぶリスクは
    「個」に起算する。
    つまり「自己責任」論となり、問題をどのように解決したらよいか?という、
    本質的な議論を封じ込めてしまうことになる。

    言い換えると「個人の幸せは、個人で決めよ」ということになる。
    様々な幸せの形があるが、「私自身はこの幸せを選ぶ」というように
    自分自身がどうしてその状態を「幸せ」を選択したという、
    反省的言及を持ち続けることが人間本来の姿であるが、
    データ(情報)蓄積により、「幸せかどうか」を判断する基準が、
    蓄積された重合的データに問い合わせ疑心暗鬼になる。
    すなわち「データベースに蓄積されたありもしないファジーな幸せ」像に
    振り回され、閉塞感を産み出し、他者の攻撃に走るようになる。

    ⇒関連
    エーリッヒ・フロム「生きると言うこと」

  • たまたま聴いたラジオのパーソナリティーが
    何やってる人なんだろう?と気になったので
    プロフ見たらこの本の著者だった。
    へぇ~。

  • 香芝なし

  • 07/07

  • [ 内容 ]
    分断される自己イメージ、データベース化する人間関係…ネット世代の論客が解き明かす「僕たちの日常」。
    「ニート論議」「監視社会論議」の本質も明らかに。

    [ 目次 ]
    第1章 「やりたいこと」しかしたくない―液状化する労働観(フリーターやニートだけが問題なのか 「やりたいこと」という貧困 ハイ・テンションな自己啓発)
    第2章 ずっと自分を見張っていたい―情報社会における監視(「監視国家」か「監視社会」かデータが監視されるということ データベースとの往復運動)
    第3章 「圏外」を逃れて―自分中毒としての携帯電話(携帯電話と再帰的近代 「自己への嗜癖」とデータベース)
    終章 カーニヴァル化するモダニティ(カーニヴァル化と再帰性 革命か、宿命か―カーニヴァルの時代を生きる)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 一読ではわからない難解さ
    しかしカーニヴァル重要っぽい

  • いまいち趣意がわからなかった…。私がしっかり読めていなかったせいだと思うけど

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著者プロフィール

1976年生まれ、福岡県出身。関西学院大学先端社会研究所所長、社会学部准教授。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター客員研究員。専攻は理論社会学。著書に『カーニヴァル化する社会』(講談社現代新書)、『SQ“かかわり”の知能指数』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『ウェブ社会のゆくえ<多孔化>した現実のなかで』(NHKブックス)ほか多数。

「2019年 『未来を生きるスキル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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