現代小説のレッスン (講談社現代新書)

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著者 : 石川忠司
  • 講談社 (2005年6月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061497917

現代小説のレッスン (講談社現代新書)の感想・レビュー・書評

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  • 読むべき注目作を探す小説案内として読むと、ひどい題材の作品が多いようで、却って読書意欲は減退する。小説技法の考察を素通りする勝手な読書指南には適さないかも。

  • どうやっても反感が出てきてしまう文体は置いておくとすると、村上春樹と阿部/舞城あたりの読み方が興味深かった。納得はできていないけど。文芸批評に根拠とか求めるのは違いそうだが、それにしても論が暴力的すぎてどうも入ってこなかった。

  • 現代小説がどういうものかを書いている…のだと思う。引用がとても多くて、ちょっと読みにくい。
    2014/11/16

  • 【資料ID】25783
    【分類】910.264/I76

  •  結論から言えばよくわからない内容の本だったと思う。村上龍、保坂和志、村上春樹、阿部和重、舞城王太郎、いしいしんじ、水村美苗などの作品を題材に現代小説、エンターテイメント小説についての考察が述べられている本である。特にこれと言った結論があるわけでもなく、小説の見方が延々と述べられているような印象を受けた。個々の見方はそれぞれ面白く、また題材として取り上げられている小説も興味深いので読んでみたくなる。
     この本で述べられている考察の中で最も印象に残ったのは、『日本語は「ペラい」』という解説の部分。この本の冒頭に、小説独特の内省や描写がかったるい、そのかったるさを消去した上で、なお存在させるスキルがエンターテイメント小説に求められる。という、主張が述べられている。そのかったるさを形作るの原因の一つが日本語の「ペラさ」であると考える事が出来る。日本語は恐ろしく表層的なので、一つの言葉をたくさんの助詞や助動詞などでトートロジカルに修飾することになる。例えば、「感謝する」を「心から、本当に、大変厚く、感謝申し上げます」と表現するように。これがかったるさに繋がる一因と考える事が出来る。内省のかったるさは少し異なる側面もあるとは思われるが、文章を作る上で、日本語の「ペラさ」ゆえのかったるさに気をつけると言うのは、いろいろと意識してみるのが面白いのではないかと感じた。

  • 純文学のエンタテイメント化に焦点をあてての、(内言/内省、思弁的考察、描写の三つに分けて)村上龍以降の現代文学小説の考察。

    ねじまき鳥クロニクルがものすごくこき下ろされていて、逆に読んでみたくなった。

    村上龍の小説のガイド的役割、とか阿部和重の日本語と「藩」とか、両作者ともはまって結構読み込んでいたのに(村上龍のほうはとくに)ここに来ていろいろ納得させられた。

  • 現代作家の作品について論じとられます。
    余り心に残らなかったので、☆少なめです。

  • [ 内容 ]
    ブンガクはこう読め!
    村上龍の描写力、保坂和志の孤独、『海辺のカフカ』の新しさ、舞城王太郎の全能感―文字界をリードする作家たちの成功と失敗を、気鋭の批評家が抉り出す、異色の文学入門誕生!

    [ 目次 ]
    プロローグ 純文学の「エンタテイメント化」について
    1章 村上龍はいかに「描写」するか―ガイドの「足」としての文学
    2章 保坂和志の描く共同性と「ロープ」
    3章 村上春樹と純粋なメランコリー
    4章 暴力と物語領域―村上春樹・阿部和重
    5章 神の狂ったロジック―舞城王太郎・いしいしんじ・水村美苗

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • <b> こうして、どうすれば罪の状態――神の動かない状態――より抜け出せるかという果てぬ思索が開始され、この大問題をめぐって律法主義や神殿主義や黙示録思想などが生まれ、そのうちについにイエスが登場し、いきなり「神は動いた」と告知してしまうのだ。</b><br>
    (P.208)

  • 文芸理論になじみが無いので、文学的観点から小説を読むってこういうことなのね~という感じ。

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