週末作家入門 まず「仕事」を書いてみよう (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061498143

感想・レビュー・書評

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  • 週末作家・・・その言葉の響きに惹かれて、なんとはなしに手にとってみました。

    この本はバリバリのビジネスマンをターゲットに,ビジネス書・経済小説を書くことを勧めているので,その点私はちょっとターゲットから外れていますが・・・。
    でも,仕事と作家を両立させた人の紹介ですとか,生き方や「週末作家」としてのモチベーションの高め方などはなかなか読んでいて面白いものでした。
    ほとんどの作家さんが,一度は社会に出て仕事をしている・・・というのも,勇気をくれますね。笑
    そういえば恩田陸もOLやっていたし,私のリスペクトする吉村昭も一般企業に勤務していて,遅咲き?の小説家だったっけか。
    余談ですが,最近芥川賞を受賞した,田中慎弥さんは一度も社会で働いたことがないらしく,そういう意味では逆に興味を持ちますねw

    働きながら書くということは,タダで取材ができて,さらにモノを書くという視点で仕事を見れるという意味でとてもいい状況だ,という説得には頷きました。確かに。

    後半は,本気で経済小説やビジネス本を出す場合に,というかなり実利的な内容なので,サラッと読み流しましたが,編集者との出会いは大切だろうなーと思います。
    ジャンルは違いますが私もそういえば編集者なんだった・・・・まだ全然その筋の知り合いいませんが(´;▽;`)
    そして覚悟がなければ本は出版できないと。そういうわけです。

    「週末作家」として楽しむ程度でいいかな,という現実を教えてくれる本でした。笑

  • 週末は作家気分で本をかいてみよう!という本。
    題材のヒントは仕事にある。仕事での辛いことや、
    頑張っていること、人間関係などすべてがネタになる。

    さまざまな作家さんは、会社員と二足のわらじをはいて
    書いている。
    趣味の本だったらば、○○研究会を作って出版すればよいなど。
    また本をかくことで、わかりやすい文章をかく練習にもなるし、
    主人公以外の視点から冷静に分析することになるので、
    自分の仕事に対しても客観視ができるとのこと。

    ふむふむ。確かに。
    会社でせっかくおもしろい?というより強烈な個性の人たちがいる。
    そして、自分が頑張ったことを書きしるすのもいいな。と思った。
    自分への総まとめであり、ダイアリー的に書いてみるのもおもしろいかも。
    1年で2作とかでもよいし。

    もし、自分で本を書くとしたら・・・
    ①TOEICで一瞬でもいいから得点を取る方法。
    →なぜ? こないだ同期の飲み会で、同期が600点をとれずに愚痴っていたから。「仕事を一生懸命やっているのに、なんでTOEICで評価され
    るかわかんねー。」っていってた。たしかに。でも、仕事ができるなら、TOEICは気合次第でとれると思うが・・・とか、
    そこで自分はこうすればできるよ・・といいたかったが、なんとなく
    プライドをキズつけそうで言えなかった。
     600点で苦しんでいる同期が数多くいる。
    そしてTOEIC本は腐るほどあるし、自分も600点をとるとき、
    900をとるときそういった本を読みまくった。
    だけど、これという本がなく、いろんな方法を組み合わせた気がする。
    そこで、そういったノウハウを伝えられたら、もっと楽に点が取れるのかも
    と思った。 

    ②理系女子就職本
    自分がくろうしたから。

     

  • 週に一度はブログを更新するという目標を立てて、まだ一ヶ月ほどしかたっていませんが、早くも更新が止まってしまいました。
    まあ、月に4回ほど更新できるよう頑張ります。


    さて、今回チョイスした本は、「週末作家入門」なる本。私のように働きながら作家を目指す人間にとって手に取らずにはいられなくなるようなタイトルです。

    本の内容ですが、

    ・週末くらいは仕事から離れて、クリエイティブなことをしたらどうだろうか?
    ・文章を書くという行為は誰でも行えること。まずは自分のみじかなことを書いてみてはどうだろうか?
    ・週末だけでも作家気分になることで、いままで、何気ない区やってきたことや周りの事象がまた違って見えるはず。
    ・ビジネス書を書いて見る。会社での成功体験、自分独自のノウハウ。
    ・戦略的に考える。読者のニーズを知る。テーマを決める。どの様なスタンスで書くか?

    ・経済小説を書いて見る。
    ・仕事をしている人ならば、自分の仕事を書くのが一番効率的
    ・プロットの立て方。
    ・個別の事象から全体のテーマを見つける(なぜ、この様なことが起きたのか?を調べていくとテーマにたどり着ける)。
    ・人生の棚卸を行う。
    ・あまりプロットのを作り込みすぎない。プロットにとらわれない。むしろプロットから外れることで作家気分を味わう
    ・作家「気分」が大事

    といった内容となっています。
    文章力が低すぎて箇条書きでしかかけませんでした。
    徐々にうまく書けるようがんばります。

    ブログに書評を書いていくというルールを決めたことで、読書も深くなっているきがします。
    日常のなにげないシーンでも、小説のシーンとして書くという妄想をすれば、またちがった彩になっていくのではないでしょうか?

    http://ameblo.jp/takkuya84/entry-10794644194.html

  • [ 内容 ]
    日々の苦労こそ「ネタ」になる!
    堺屋太一、高杉良、幸田真音、山田智彦、江上剛…みんな働きながら作家になった。
    「ビジネス書」「経済小説」をあなたも。

    [ 目次 ]
    第1章 誰でも作家になれる(大切なのは「気分」;二足のわらじをはいた作家 ほか)
    第2章 あなたの人生の棚卸し(人生の棚卸しをする;仕事の棚卸しをする ほか)
    第3章 ビジネス書をつくろう(ビジネス書の構想を練る;企画書をつくる ほか)
    第4章 経済小説をつくろう(経済小説を書くための心構え;テーマを探す ほか)
    第5章 あなたの本を出版する(商業出版に挑戦する前に;商業出版社から本をだす ほか)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 一般的なお話。ただテーマを掘り下げていくやり方はそれなりに参考になる気はする。しかし論文を書いた人間であれば誰もが一通りは考えることではある。

    他の同様の本を読んでも感じたことだが、作家になるのを後押しするために、成功例を出して語るというのは全く効果がないと思う。それよりもどれくらいの割合が失敗していて、そして失敗した人が最終的にどのような人生を歩んだのかを明確にする方が、客観的に判断したり、あるいは失敗しても何とかなると考えて前向きに作家になろうと志したりするのに効果的ではなかろうか?

    ましてや障害を持つ女子高生が、頑張ってここまでやりましたなんて言う話は逆効果。よーし、女子高生を見習って自分も頑張ろうと思うより、あー、作家になるというのはやはり日常とはかけ離れたことなのだと思い知らせるだけにすぎない。

  • キャリアコンサルタントさんからの課題本です。
    (フォトリーダーだという前提で、いきなり何冊も渡されました(^^;)

    自分の仕事をビジネス小説にしよう、という内容です。
    自分の好きなことや、スキルの棚卸しをしましょう、という記述もあって
    勉強になります。

  • さらっと読める簡単な内容でした。同じテーマで更に具体例かつディープな本があれば、是非読みたいです。

  • 働きながら、文章を書く。日々の苦労がネタになる。そうすると仕事が辛くてもネタだと思えば乗り切れる、というオマケもついてくる。

    書いてみようかな、と思い始めて一年以上たつけど未だに書き始められない。構えすぎていると思うのだが。ブログですら続かないものなぁ。文章を書く事は嫌いじゃないし、子供の頃は作文や読書感想文は得意だったのだが。

  • 仕事と趣味に関する考え方が換わりました。
    人生の豊かさが増す、とてもよい本です。

    自分自身、仕事と作家を両立させたいと強く願っていたので、本書は心の琴線に触れました。

  • 作家になりたいという夢がある一方で、現実は食べていくために働かなければならない。



    そんな葛藤に悩まされているとき目にとまったのが、この本。



    この本の主なターゲットは、民間企業で働くサラリーマン。

    仕事をやりつつも、週末は作家として二束のわらじ生活をしようという内容。

    職場での体験を生かして「ビジネス書」や「経済小説」を書いてみよう!というものだった。



    だけど、大学生の私にも十分ためになる本だった。

    読み終えたのが、文芸サークルの〆切直前ってのもありましたが・・・。



    毎日のなにげない生活。



    自分では当たり前だと思っているその生活も、他の人の視線で見たら「トクベツ」かもしれない。



    それを生かさない手はない。

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