- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061498242
感想・レビュー・書評
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[ 内容 ]
詩が生まれた風景を旅する。
空海、謙信と信玄、良寛、西郷、乃木、漱石…21人の感慨を追体験。
[ 目次 ]
嵯峨帝と空海の交誼
菅原道真の遷謫
謙信と信玄の禅風
伊達政宗の風流
徳川光圀の隠逸
菅茶山の詩想
亀田鵬斎の豪磊
一字庵菊舎の漂泊
釈良寛の童心
柏木如亭の風狂
広瀬淡窓の旅愁
亀井少琴の風韻
恒遠醒窓の閑適
釈月性の攘夷
高杉晋作の狂悁
西郷隆盛の敬天
勝海舟の天真
乃木希典の含羞
夏目漱石の回生
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漢詩なんて高校の古典以来だいぶ遠ざかっていたけど、
この本はなかなか面白かったです。
正直、音韻がどうの、とか専門的なことを言われてもよく分かりませんが…。
それでも、日本人の作品を集めてるので分かりやすいのが多いです。
一従謫落就柴荊
万死兢兢跼蹐情
なんて書き下さなくても悲しげなのは分かるし、
満院薔薇香露新
雨余紅色別留春
なんていかにも綺麗(「きれい」でも「キレイ」でもなく)だなあと思えません?
ちなみに、最初のは菅原道真が大宰府に流されて鬱だといってるやつで、次のは武田信玄の作からとったやつです。こういう日本史でおなじみの人々が次々出てくるのも楽し。
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