百年前の私たち――雑書から見る男と女 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 107
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061498822

作品紹介・あらすじ

セックスと就職と自分探し、いまと変わらぬ明治・大正。

感想・レビュー・書評

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  • 39168

  • 引用からの「このように〜」がなんだか釈然としないことが多かった気がする。

    明治に脳ブームがあったのか。
    前見た明治時代の枕広告文、すごく大げさな文句だったけどこういうブームが背景にあったからなんだなぁ。

  • 漱石研究のために集めた雑書の中から、いろいろ抜粋をして、百年前の人達が何をどう考えていたかを読み解きます。百年前からちっとも進歩していない自分達の姿も見えてびっくりするかもです。

  • いまいち〜

  • 夏目漱石の女性蔑視をあげつらう前に、当時の常識を調べてみようと立ち上がった?著者。
    漱石ってもはや歴史上の人物なのね・・・。

  • 副題にあるように,明治・大正期の雑書,つまり大衆向け印刷物から,当時の社会観を炙り出そうとする趣旨の小論.著者の専門は夏目漱石らしく,そこかしこに漱石の話を絡めて来るが,それが本旨を乗っ取ることもなく,むしろ時代相を捉える視点の重層化という点で効果的.通読してみると,明治・大正期と言っても女性の社会的立ち位置ってのは今とあまり変わらないんだなぁと思ったり.

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著者プロフィール

1955年生。早稲田大学教授。著書に『漱石入門』(河出文庫)、『『こころ』で読みなおす漱石文学』(朝日文庫)、『夏目漱石『こころ』をどう読むか』(責任編集、河出書房新社)など。

「2016年 『漱石における〈文学の力〉とは』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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