ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 (講談社現代新書)

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  • 講談社
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レビュー : 110
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061498839

感想・レビュー・書評

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  • 他者の台頭をおそれるあまり
    承認を与えることのできない大人たちであふれかえった現代
    メタ批評は物語の中に他者を見る
    承認の代行者を物語の中に求めているのである
    が、それはもちろん絵に描いた餅であり
    一歩まちがえば時代錯誤な偶像崇拝になりかねない
    すべての時間軸を巡礼し
    すべてのヒロインから承認を集めることで
    プレイヤーは平行世界を統べる神の視点を得るわけだ
    その結論は
    反抗期を持たなかった者たちにとってはたしかに魅力的で
    中2病が高2病になる程度のブレイクスルーなら
    もたらしえたことだろう
    …しかしもちろん錯覚だ、平行世界に現実は含まれないのだから
    その錯覚の中に、他者の入り込む余地があればいいんだけど
    (そして最初に戻る)

  • 前作の切れ味はどこへいってしまったのだろう。小説や対談より新作論文が読みたいです。。。

著者プロフィール

東浩紀(あずま ひろき)
1971年東京生まれ。批評家・作家。ゲンロン代表。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。専門は哲学、表象文化論、情報社会論。
著書に『存在論的、郵便的』(サントリー学芸賞思想・歴史部門)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞受賞作)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015受賞作)ほか多数。『ゲンロン0 観光客の哲学』は第5回ブクログ大賞人文書部門、第71回毎日出版文化賞受賞作。

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