物理学者、ゴミと闘う (講談社現代新書)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061498877

作品紹介・あらすじ

「燃やして埋める」は大間違いだ!地球環境の「基本的しくみ」とは?地域の「つながり」の活かし方とは?

感想・レビュー・書評

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  • 物理のいろんな概念を、さまざまな比喩で説明し、最後に地球の環境につなげるといった前半はとても面白く読んだ。
    でも実際にどうすればいいか、という段になってくると、なんというか、非現実的な感じになってきてちょっと冷める。
    まあ最終盤くらいでは、ずいぶんとバランス感覚があるような書きぶりだったけど。

  •  隣町、町田でのゴミ問題解決のための会へ参画した、一物理学者の本。このような動きが近隣であったことなど梅雨知らず、のほほんとゴミ捨て継続中の自分が、ちょっと恥ずかしく思う・・・。ほぼ全く何も考えずに、いい加減な分別の元、どうどうと捨ててました。
     物理的視点でのリサイクルの話や、リユースが一番環境にやさしいこと、外国のゴミ政策の紹介と日本との対比、などもり沢山の内容。ウェイトにばらつきはあるが、専門家として物理的記述を平易に説明しているところが一番身になった。より専門的な書でフォローしたいところ。
     後半の市民活動の方も若干興味があるところだが、ここはあっさりと〆ている。まだまだ継続中でもあるし、今後の動向も含め、また続書がでるだろう。
     なぜか、本書を読んで妙に、自分の生活を省みることになった。

  • 面白そうな視点から書かれた軽妙な読み物である。
    ラボアジェがギロチンにかけられたときのラグランジュのコメント「この頭を落とすのは一瞬でよいが、再び作るには100年以上かかるだろう」がウィットに富んでいる。

  • 身近なゴミ問題を地球的視野で考えよう!ゴミはなぜ「燃やして埋めて」はいけないのか。物理学の基本法則からすぐわかる。市民活動の先頭に立つ科学者がわかりやすく説く、持続する地球のための物理学。(Amazon内容紹介より)

  • ちょうど「持続可能な社会」についてゼミで研究していた。
    僕らはCSRという観点からこの問題に望んだが、それを物理学の観点から切り取ったのがこの本である。
    「玉ねぎ型」などの例を用い、エントロピー増大の問題を詳しく解説している。
    そして原発問題にも触れている。
    質量保存の法則が存在する限り、放射性物質を含んだものを燃やそうがどうしようが、変わらないのである。
    そして、より外の空間は内に比べて、環境の治りが遅い。
    また現代の環境汚染は「微量、長期、複合性」などの特徴を持っており、問題が発生した時には既に手遅れとなっている可能性がある。

    持続可能な社会は案外10年後には考えないといけないくなっているかもしれない問題なのだろう。

  • いつもおもうのだがゴミは生ゴミだけを分別し
    燃料として燃やして発電すればいいのではと思う
    1箇所で燃やせばCO2を回収できるのではと思う
    CO2として回収すればあとは 農業分野でも
    工業分野でも利用はいくらでもできるような気がする
    CO2の回収を唱える人がいないのはなぜなのだろう
    そんなに難しいことなのだろうか?
    いつも環境の本でこういったことを言ってくれないか
    とおもっているが今回もそういった内容ではなかった

  • 分類=環境問題・物理学。07年4月。

  • ゴミ問題。
    焼却炉のこと。
    もったいないという言葉。
    勉強になった。

    2008年06月08日読了。

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著者プロフィール

広瀬 立成
1938年、愛知県生まれ。
首都大学東京名誉教授。理学博士。

「2015年 『もったいない社会をつくろう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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