生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 9775
レビュー : 1231
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061498914

感想・レビュー・書評

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  • たぶん、この分野に馴染みがない人にはおもしろいんだろうけど、理系の人、とくに生物に詳しい人はピンとこないんだろうなぁと思います。

    福岡さんは確かに語彙が豊富で、文章も上手いということは読んでいてわかりますが、科学的なことを語るのに文学的なカッコイイ表現は必要ないと理系の人は思うはず。

    あまり馴染みのない人への導入としてはいいんでしょうね。生物学がおもしろいんだと気づかせるという意味で。教科書もこんなふうに作れば、理科好きな子供が増えるかもしれません。

  • 生物出身の私にはとても興味を惹かれる生物と無生物のあいだ。筆者はなかなか凄い実績を持つ学者さんです。TVでちょくちょく見てましたけど本読んで学者としての姿をより深く知りました。


    さて内容ですが、タイトルをダイレクトに反映させたものとはなっていないように感じました。個人的にですが、タイトルにある「無生物と生物のライン」について深い学問的視点から解説してくれているものなのかと思って期待してました。


    しかし、読んでみた感想ではそういう視点では書かれていないように思います。筆者の過去の経験や回想を交えながら分子生物学の歴史について言及していく…そんな感じの本に感じました。

    生物とは何かというテーマはなかなか解明できないものであり、それに対してどう分子生物学が関わっているのかが分かる内容になっています。しかし、本格的な生物と無生物のあいだに触れるという感じではないです。


    もし本格的な生物学の観点からの無生物と生物のあいだについて知りたい人が読むと満足できないかもしれません。


    この本は筆者の回想を通じて分子生物学というものの歴史や研究を知り、そして生物とは?を考えていく…そんな感じで読める本です。

  • 蒼井優さん大絶賛!
    「6回ぐらい読みました。」

    初版から12年ほどだろうか。
    各帯の面々の言葉が廃れて見える。
    あとがきが、あらかじめ用意されていたかのような周到さで、この人は研究者なのか、「書き手」なのか分からない。たぶん書き手なんだと思った。
    センター試験の現国に出てきそうな筆致。

  • この内容でこのタイトルはおかしい。分子生物学にこの文章はキザすぎる。例えを多用しても、専門外の読者には伝わらないだろう。多田富雄ぽいサイエンスエッセイを期待して読んだ私が悪いのかもしれないが。

  • 少し文章が書けるだけで、表題のテーマは無視されているし、科学的な興奮も少ない、ただの回想録。

  • メインテーマの疑問「生物とは何か」に対する解答に至るまでに無駄な回り道が多く、読みづらかった。筆者の個人的な体験など、面白くもあるが余りに具体性が高すぎるので、生命科学の知見を得るために読むよりは単なる軽い読み物として読む方が良いと思う。

  • タイトルに惹かれたんだけど、思っていたのとはかなり違ったかな…途中から読むのが辛くなって、かなり斜め読みしました。超文系にはきついかも。

  • 科学について書かれているのに、小説を読んでいるかのような気分に陥るほど表現が情緒的であった。

  • 残念。ピンとこない。(自分の土壌の問題です。)

  • 成長しているかどうかはわからないが、人間は日々お変わりありまくりなのだ

著者プロフィール

福岡伸一 (ふくおか・しんいち)
生物学者。1959年東京生まれ。京都大学卒。米国ハーバード大学医学部博士研究員、京都大学助教授などを経て、青山学院大学教授。2013年4月よりロックフェラー大学客員教授としてNYに赴任。サントリー学芸賞を受賞し、ベストセラーとなった『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)、『動的平衡』(木楽舎)ほか、「生命とは何か」をわかりやすく解説した著書多数。ほかに『できそこないの男たち』(光文社新書)、『生命と食』(岩波ブックレット)、『フェルメール 光の王国』(木楽舎)、『せいめいのはなし』(新潮社)、『ルリボシカミキリの青 福岡ハカセができるまで』(文藝春秋)、『福岡ハカセの本棚』(メディアファクトリー)、『生命の逆襲』(朝日新聞出版)など。

「2019年 『フェルメール 隠された次元』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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