- 講談社 (2015年2月27日発売)
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感想 : 70件
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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784061531543
作品紹介・あらすじ
平凡な女子高生・美咲のパパは、なんと超ひも理論が専門の天才物理学者(そして関西人)。「理解のカギは『異次元空間』や!」と最先端物理学を嬉々として語りだすパパに、美咲は最初辟易するが…!? 物理ファン垂涎の名講義、堂々開講!
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
最先端の物理学、特にひも理論を親子の会話形式で学べる本作は、物理の入門書として非常に魅力的です。平凡な女子高生が天才物理学者のパパから教わるというユニークな設定が、読者にとって親しみやすいアプローチを...
感想・レビュー・書評
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「入門としてとても分かりやすくて面白い!」って途中までかなり楽しんで読んでいたんですが、だんだん話が高度になり、後半は大半が理解できず…。平凡な女子高生とありますが、かなり物理の下地がある人物像なので、本当の入門編としてはちょっとハードル高いかも?ただ、親子の会話ベースで説明していく流れは、取っ掛かりとして非常に入りやすいのは間違いないので、「三体とかSF小説に出てくるひも理論って何??」って方のスタートとしてはおすすめだと思います。
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この本は、物理学者のパパが、素粒子物理学の一分野であるひも理論を女子高生の娘に教えるという形式で書かれている。
ひも理論は現代の素粒子に関する問題を解決するために提案された仮説の一つであり、その理論によると「異次元」の世界が顔を出してくる。突拍子もない話に聞こえるが、その理論による数値計算では現実の素粒子の質量の測定値と一致しているといった報告もされており、ホットな分野である。
本書は、そんなひも理論の存在を知ることができる導入書であるといえる。 -
おもしろすぎて一気に読んだ。
半年前の『数学の大統一に挑む』を違う角度から見直せた。
頭の中で2冊の内容をマッピングさせるように読んだ。
このマッピングを紙に書くのはすごく楽しい作業になりそう!あとでやってみよう。 -
「私のように頭が硬いと、素直に理解するのが難しく、ちんぷんかんぷんな部分がほとんどでした。でも、この本を読んで『超ひも理論』への興味をかき立てられました。目に見えない世界を図解や文章で表現するのがいかに難しいかを実感しました。それでも、光が波であり粒でもあることを知り、原子が画像として見えない理由も理解できました。さらに、開いたひもが光子、閉じたひもが重力という説明も、なんとなく納得できました。これからも量子の世界について学んでいきたいと思います。」
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超ひも理論が気になっていました。それで、いろんな本を読もうとしてみましたが、いずれも挫折してしまいました。今回のこの本はかなり読みやすく、一応通読できました。
超ひも理論が素粒子物理学に位置づけられるということがわかりました。
これをきっかけに、今まで頓挫していた本に再挑戦するか、別の本にうつるかして、超ひも理論の理解をもう少し深めていきたいと思います。(2018年4月15日読了) -
―この世は”ひも”でできている―
このような言葉を聞いてすぐにピンと来る人はごくわずかかもしれませんが、実は最先端の物理の分野では超弦理論という考え方があます。そしてそこで議論されているのは、素粒子がイメージとしては輪ゴムのような”ひも”として存在しているのではないかということです。われわれ人間を含め、この世に存在しているものはすべて突き詰めれば素粒子からできています。そのためこの素粒子がひもであると考えると冒頭のような表現がありえてしまうのです。
また、ひも理論に欠かせないのが次元という概念です。我々が感じることができる次元は縦・横・高さの3次元までですが、ひも理論では例えば9次元といった異次元を考えないといけなかったりもします。
前置きが長くなりましたが、この本はひも理論及び異次元について物理学者のお父さんとその娘との会話を通して説明・解説している本です。
この本の良い点として図が多く、わかりやすい点が挙げられます。異次元がポイントとなるこの本ですが、例として描いてある図がわかりやすく、改めて図の強力さを感じました。また、マルダセナの予想という呪文のような内容の読んだだけではよくわからない予想が出てくるのですが、やはり図のおかげで概念はつかむことができました。このように読んでぴんと来ない部分でも図が助けになることが読んでいて何度かありました。
そして、最も目から鱗が落ちたのは次元は力の伝わり方を見ればわかるという視点です。なぜこの世は3次元だとわかるのかと問われたときに答えに窮しますが、力の伝わり方を調べれば次元がわかります。この本ではバネや水面などを例に挙げていますが、個人的には物理学で現れる逆2乗則の説明で腑に落ちました。逆2乗則の2乗はどこからくるかというと球体の表面積(4π×rの二乗)です。数式の導出の過程で出てきたこの二乗が残り、導出した数式が実験結果と一致していることから、この世は3次元であるということがわかるのです。私は現在物理を学んでいる立場ですが、この次元に関する視点はこれまで学んできた中で完全に抜けていたものだったので、これが得られただけでもこの本を読んでよかったと思いました。
まとめると、ひも理論及びそれに付随した異次元を中心とした話題をわかりやすく解説しており、イメージや概論をつかみやすい良書だと思います。おすすめです。
余談
物理学ではこの世に4つの力(重力・電磁気力・強い力・弱い力)しかないと考えられています。ひも理論は提唱された当初はあまりホットではなかったそうですが、これらの力の統一を考える際にひも理論を用いて考えるとうまくいくということから研究が盛んにおこなわれるようになったという経緯があります。もちろん最先端の分野なのでひも理論に対する反対意見を存在しますが、一見無駄に見えてしまう研究でも無駄にならないものであり、多少の遊びや余白を許容する余裕が大切だと感じました。 -
本編は父と娘の会話でざっくり素粒子と異次元の話が展開されているものの、各章の末尾にあるコラムでは数式を使って割とまじめに解説していたりして、なるほど、わからん!といった感じ。それが5章ぐらいからだんだんとリンクしてきてわかったような気にさせられるから不思議。つまりクオークが異次元方向に伸びる紐の断面であり、見えない部分で振動している=エネルギーを持っているためクオーク(断面)自体に重さがなくてもクオークによって構成される陽子としては重さを持っている、と。陽子に現れるクオークが2つまたは3つということはクオークは開いた紐なのかな?(閉じているなら偶数のはずだから)
なるほど、わからん!
しかし本書の良いところは「わからない=面白い」ととらえる物理学者の感性が色濃く反映されている点にあると思う。大人になると(?)大抵のことを知った気になって、分からないことをストレスに感じてしまうことが少なくない。一個人が知っていることなんて森羅万象のほんの僅かな部分でしか無いはずなのに、ね。このようにわからないことをワクワクに換える感覚を蘇らせてくれる意味でも本書はオススメ。
異次元、面白い! -
超ひも 色々入門書を読んでますが、入口にも到達しない状況です! 分かりたいと思いますが、ついて行けてない私の足りなさを反省するばかりの本。
気付かせていただき感謝。 -
むずい。。娘賢すぎてついていけん笑
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(2015年4月)
超弦理論に代表される理論物理学者の考え方、生活の一端が垣間見える本。残念ながら超弦理論は到底理解できそうにないが。『大栗先生の超弦理論入門』との併読がおススメ。
(2018年5月)
シリーズ第2弾の「標準模型」解説を呼んだのを機に、再読。素粒子をひもと考え、異次元のコンパクション、ブレーンを仮定することで、重力を含む場の統一が図れるという「超ひも理論」のさわりを示す。 -
最初は内容も読みやすく面白く読んでいましたが、途中から理解が追いつかず…。図解も少なく話し言葉で進んでいくので、超ひも理論の完全初心者には難しく置いてかれてしまいました。
娘の理解が早すぎてどんどん進んでいってしまうので、この子は平凡な女子高生と言っているけど天才なんだろうなと思いました。。 -
図書館で見つけて、面白そう、と思い、手にとってみました。
70分講義、とあるように、実際に70分程度で読めると思います。
全体的に、平易な言葉で書かれていて、物理の内容として、わかりやすい部分も多いのですが、急に難しくなるところがいくつもあり、しかも、そういうところは、超ひも理論を理解する上で肝心なところだったりするので、読み終えても、超ひも理論がわかった気にはなれる人は少ないと思います。
が、超ひも理論の雰囲気を感じることぐらいはできるので、「超ひも理論について、まずは何を読んだらいいのか教えてほしい」という人にはお勧めできると思います。 -
自分たちのいるこの世界はどのようにしてあるのか。ヒトもモノも、すべては原子でできており、それは電子と原子核、さらには陽子と中性子でできてている。そしてそれらもまた、さらに小さないくつかの素粒子でできている。例えば、陽子なら、クオークと呼ばれる素粒子3つでできている。これが、現在分かっている世界の最小スケールである。しかし、分かっていないこともある。先のクオーク3つの重さを合わせても、実際の陽子の重さの1%にしかならない。いったい陽子の重さの99%はどこにあるのか。これの計算は非常に複雑であり、式はあってもまだ誰にも解けていない。試みに著者はここで「異次元」を導入してみせる。3次元空間で静止しているように見える陽子でも、異次元方向に激しく運動していれば、その分だけ重く見える(運動エネルギーと質量は等価)のではないか。「異次元」と聞くと、突飛な発想だと思われるかも知れない。しかし、理論上は、「異次元」があるとすると、先にあげた陽子の重さだけでなく、いろいろな複雑なことを、うまく説明できるようになるとされる。自分たちには「異次元」が見えないので、そんな世界はかえって複雑だと感じられるかも知れない。しかし、そんな「異次元」が見せてくれる世界は、いたってシンプルなのかも知れないのだ。つきつめれば、すべては「ひも」であるという「超ひも理論」。天才物理学者浪速阪教授の関西弁「異次元」案内。なお、続編『「宇宙のすべてを支配する数式」をパパに習ってみた』も、おもろい。
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超ひも理論の入口に足の親指だけ入れたかな?
コラムの部分とかちんぷんかんぷんだったけど、ワクワク感は感じれた、どんどん進歩していく理論や壮大になっていく実験も楽しみ。 -
超弦理論について書かれた本です。
一応、大学では物理学を専攻していましたが、量子物理学は教養程度です。
平易な文章と、娘さんを主人公にした口語の文章で基本的には説明をしていってくれるので、なんとかかんとか3カ月くらいかかりましたが、読み切ることができました。
内容については、いままで、3次元以上の次元がないとうまく説明ができない、と言われてきたその理由が少し分かったり、3次元以上の次元は、今の次元の周りに巻き付くようにあるんだ、と聞いていたその数学的な意味が少し分かったような気になる内容で、これまで、傍観者として断片的に仕入れてきていた知識が少し整理された感じがあり、途中、難しいところもありましたが(特に重力をひもで表す説明が難解)、おおむね、わかりやすく、面白い本でした。 -
このシリーズ面白い.前に『「宇宙のすべてを支配する数式」をパパに習ってみた』を読んだが,やはり本としての入り口がとても読みやすく,まあ内容はよく分からないのだけれども,超ひも理論に関しては他にも本を読んだことあるしこれからも触れたいので,超ひも理論について様々な書かれ方を見てみるということが大切だと思う.このシリーズはとても良い企画だ.
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429-H
閲覧 -
2021.6.9 67
宇宙ブーム。わかってないけど、わかった気にもなる。もっともっと知りたい。神は細部に宿る。
著者プロフィール
橋本幸士の作品
