量子力学1 (KS物理専門書)

  • 講談社
4.02
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本棚登録 : 209
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061532090

作品紹介・あらすじ

豊富な講義経験と議論の中から生まれたわかりやすい量子力学。理解を深める精選された例題と一歩進んだ章末問題、詳しい解答解説つき。概念の解説と問題演習をひとつにまとめた入門書。

感想・レビュー・書評

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  •  「イギカワイ」といえば量子力学を学んでいて知らない人は居ないんじゃないかというぐらい、非常に有名な教科書。
     量子力学の教科書は、実験主義的に波動関数を中心として記述するか、数学的に綺麗に整理された所謂ブラケット記法を中心として記述するかの、何方かのスタンスをとっている本が多いと思うが、本書はこの二つがバランスよくミックスされているのが特徴である。第1巻には、物理学科の2回生〜3回生前期(後期)ぐらいに習う内容がほとんど網羅されている。例題や章末問題として、類書には見ないほどの山盛りの演習問題(しかも詳しい答え付き!)が載っているのだが、量子力学に限らず何事でもそうだけど、本当に理解しようとするなら講義を聴くだけではなく実際に手を動かす必要があると(僕自身の痛い経験からも)思うので、その意味でも本書は優れている。
     ただ、かなり数学的に厳密に書かれている分、難易度は結構高め。量子力学の一冊目として手に取るのは避けた方が良いと思う。僕が一冊目にこれを読んでいたら、何のこっちゃサッパリ、になってたかもしれない。また、(量子力学を学ぶ程度まで物理を勉強しているのならそれなりに身についているものだとは思うけど、)読み始めるにあたっての予備知識として線形代数やベクトル解析、解析力学の知識は必要。7章では対称性との関連でリー群が出てくるが、ここが第1巻の中では一番難しい箇所だと思う。

  • 【物理工学科】ベストリーダー2024
    第5位
    東京大学にある本はこちら
    https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=2000370872

  • 量子力学の標準レベルの教科書で,例題を通した解説が多いのが特徴的。量子力学の現象を理解するにはやや不足が多いものの,量子力学に必要な計算に慣れるという意味では本書がいい基準になると思う。

  • 図書館に籠って、これで院試勉強していた。量子力学の名著。

  • 説明が簡潔かつ演習題が豊富で非常によい

  • 量子力学で実際にいろいろ計算する力をつけたいならこの本しかないかと。
    院試でもお世話になりました。

  • 量子力学の基礎的内容が解説されています。
    特にブラケットなどの数学的基礎の解説は秀逸です。また練習問題が多いので、独習するのにも向いていると思います。メシアなどと比較すると、書かれたのが最近なので、より現代的内容を含んでいます。
    ※読書ねっと(http://phys.main.jp/)で読書会主催者募集中!

  • 計算に強くなれる。ブラケットのところはあまりわかりやすいとはいえない気がする。

  • 学部のときにお世話になった.オーソドックスで丁寧.

  • 過去の東大での講義をまとめたもの。
    演習問題がすごい。

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