ファインマン経路積分

  • 講談社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061532175

感想・レビュー・書評

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  • 数学にはこだわらないと前書きにあったのに、いきなり1章から数学全開で面食らう。さっそくスペクトルがなんだか分からないが、半群とかノルムとかバナッハ空間が既知だったので、雰囲気で乗り切る。(並行して、宮寺や黒田の『関数解析』を学んで、スペクトルについては解消する。23章でも関数解析の知識が必要)

    全体的にテンポ良く記述は進むが、前提として高度な数学的素養が必要で、対象は研究を主とする大学院生だと思う。

    #備忘録
    ・5章で確率過程の伊藤積分の話題が出てくるが、これは既習だったので助かった。
    ・15章「コースティクス近傍のWKB」に出てくる「カタストロフィー理論」は初めて触れた。16章「コースティクスとユニフォーム近似」でも引き続き、その理論が触れられる。
    ・23章でホモトピー理論の経路積分の応用が出てきた。
    ・24章、25章では一般相対論の知識が必要。

  • 日本語版は絶版ですが、原著は未だ安価で健在。今まで見た経路積分の本の中では一番かっちりしてる内容でした。応用例も豊富です。最初が少し数学的に難しいですが、それ以外は普通です。

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