- Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061532410
作品紹介・あらすじ
本書は、量子力学の初歩的なことを理解するために必要な、最小限度の解析力学をまとめたものである。増補第2版では、第1版の付録にあった"不変性と保存則"を本文に昇格させ、それにいくつかの詳しい解析と例をつけた。
感想・レビュー・書評
-
主要概念を学ぶ。付録はいきなり難しくなった。それ以外はいく度となく沈思黙考ならびに手を動かすことを繰り返したら、理解できた。最初の助言、最後のあとがきが実践として見通しが立ち、初学者には助かる。前提として求められる学力は大学理数系の初年度を迎えることができるだけの微積分プラスαの知識。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私の学部では解析力学なしに量子力学を習う珍カリキュラムだったので、これを用いて独学をしました。文字通り、量子力学を学ぶために必要十分な内容の教科書です。分かりやすい。
-
量は少ないが,特にハミルトニアンの重要性について簡潔にまとめられている。一度学習した者の振り返り向け。
-
大学1-2回生で読んだ。非常に分かりやすい。
授業で数学の位相空間論を学んだので、6章はもしかしてそれの物理への応用なのかと思ったら全然違った。数学のそれは英語で言うとtopological spaceで、本書で紹介されてるそれはphase space。紛らわしすぎる。(いないと思いますけど勘違いする人が万が一にもいるかもしれないので一応言っておくと、別にこれはこの本がどうこう言う話ではないです。)
1 Euler-LagrangeおよびHamiltonの方程式
2 Hamiltonの原理(変分原理)
3 正準形式の理論
4 正準変換
5 Poisson括弧
6 位相空間
7 Lagrangianの対称性と物理量の定義
付録
Lagrangeの未定乗数法
Legendre変換
場の理論への拡張-
2020/10/05
-
2020/10/05
-
-
定価2200円から7割引
-
簡潔明快です。演習も最低限あります。まさに本のタイトル通りの内容で、量子力学を学ぶことを前提とした記述であり、解析力学の理論体系全体を見渡すような本では無いと思います。とりあえずハミルトン・ヤコビまでさっさと導出できるようになりたければ読んでみるといいかと思われます。
-
分かりやすく、結構役に立った