「ファインマン物理学」を読む 力学と熱力学を中心として

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 119
感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061532564

作品紹介・あらすじ

読んでおきたい物理の名著
天才は何を知り、何を伝えようとしたのか?

さて、本書は『ファインマン物理学』の全貌を読み解きながら希有の天才物理学者リチャード・ファインマンの「思想」に迫るのが目的だ。量子力学・相対性理論の巻と電磁気学の巻に続いて、本書では、力学・熱力学とその他の話題を扱うことにした。もっとも、その他の話題といっても、実は、「その他」とは言い難い。現代物理学・エンジニアリングの最前線で活発な研究が行なわれている量子コンピュータや、進展著しい宇宙論と密接に関連した一般相対性理論などがファインマン流にどのように料理されるのかをご紹介したいのである。目からウロコが落ちる、という言葉があるが、ファインマン先生の講義の数々は、独創的な科学思想に裏打ちされているために、まさに驚きと感動の連続なのだ。――<まえがきより>

感想・レビュー・書評

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  • 電子ブックへのリンク:https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000028156(学外からのアクセス方法:1.画面に表示される[学認アカウントをお持ちの方はこちら]をクリック→2.[所属機関の選択]で 神戸大学 を選んで、[選択]をクリック→3.情報基盤センターのID/PWでログイン)【推薦コメント:物理未履修者の理解の助けになると思ったので】

  • 過去、大学で物理学を学んだことがある人にとっては程よい読み物という感じ。
    数式を用いた詳細な説明に立ち入らない一方で、多少は数式に基づいた説明がなされ、イメージがつかみやすい。

  • 文系の私にとっては、数式を中心とした専門的な話にはついていけなかったが、古典・現代物理学やファインマンのラチェット、量子力学といったキーワードにとても興味をもつことができた。
    他の物理系の書籍も今後読んでいき、いつかはファインマンの原典を理解できるようになりたい。

  • 2階書架 : 423/TAK : 3410160136

  • 140301 中央図書館
    ファインマン先生の豊かな教材から、つまみ食い的にトピックと警句を紹介していく面白い読み物。さしものファインマン先生も磁性あたりは初級教科書に入れ込むのは気が乗らなかったらしい、とのこと。

  • ファインマン物理学を力学と熱力学を中心としてわかりやすく解説。

  • 熱力学は理解の助けになったが、力学に関してはファインマンの説明が充分分かりやすいのであまり読まなかった。

  • 竹内薫さんがFeynman物理学を丁寧にやさしく解説しております。Feynman物理学を読んで行くうえで特に重要な部分だけを扱っており、先にこちらを読んでも、またこれだけを読んでも面白いかと思います。                      竹内薫さんの著書では「99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方」も面白く、お勧めです。

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著者プロフィール

たけうち・かおる サイエンス作家。1960年生まれ。東京大学教養学部教養学科、同大学理学部物理学科卒業。マギル大学大学院博士課程修了(高エネルギー物理学専攻、理学博士)。フリースクール「YES International School」校長も務める。著書に『99・9%は仮説』(光文社新書)、訳書に『WHAT IS LIFE? 生命とは何か』(ポール・ナース著、ダイヤモンド社)などがある。

「2021年 『人と数学のあいだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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