- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061541849
作品紹介・あらすじ
犬のベルちゃんと楽しく学ぶ入門書
『JRC蘇生ガイドライン2015』に対応。
小児の心肺蘇生法、アナフィラキシーショック、外傷時の搬送体位などについても加筆した。コメディカル向けの初学者用テキストとしても最適です。
感想・レビュー・書評
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好きになるシリーズ好きです。
ページ数のわりに要点をおさえていて、短時間での学びに特化しているのが本シリーズの特徴だと思うのです。
ところがどっこい本書は、専門的な話は細かく書きすぎており、そのわりに臨地で使えるほどの処置的な部分には触れずというよくわからん使用となってます。すっごい浅い病気がみえる的といいましょうか。
救急で出会う症状をとりあえず包括的に抑えたいならいいかもしれませんけど、そんな人いるんかしら。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2階書架 : WB105/KOB : 3410162964
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11218007204 492.29/Ko12
https://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB21098693 -
救急医療の現場ではどういったことを行っているのかを、怪我の定義や原因治療法、医療施設の面などから解説している。医療従事者向けなので難しいところもあるが、そこまで専門的な領域に踏み込んでいないので一般の読者でも読むことのできる内容となっている。
本書での一番の驚きは、急病患者の搬送をするようになったのが昭和61年(1986年)からということ。それまでは救急車で搬送できる患者は交通事故での傷病者のみだったとのこと。救急に対して問題が指摘されることがあるが、始まってからまだ30年であり、現在も大きな改定が続き、さらに対応すべき患者数や病気の種類が増加している状態であることを考えると、当事者である急病患者には申し訳ないが、問題が生じるのはやむを得ないかも知れない。
内容の難しさにばらつきがあるが、混同されがちな救急医療と災害医療の違いやAEDの使い方、最新の心肺蘇生法の手順など医療関係者にもかかわらず知っておいたほうが良い情報が多く掲載されていた。