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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061542389

作品紹介・あらすじ

驚くべき魂の物理。現代科学は人間の心にどこまで迫れるか。宇宙・量子・人間の心の謎を一挙に解く量子重力理論はいかにして完成するか?EPRパラドックス、ポリオミノ・タイリング、マイクロチューブルなどの興味深い問題を手がかりとして、天才ペンローズの考え方をわかりやすく解説する。

感想・レビュー・書評

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  • 「もし本当に量子力学を信じているなら、それをまじめに受けとれるはずがない」ボブ・ウォールド
    シュレーディンガーの猫を理解する際の多世界観に向き合う態度に通ずる。まじめならば!状態ベクトルの実在性を信じ、猫は生死を重ね合わせている事を受け入れなければならない。

    全く難解であり、読者は置き去りだ。量子力学がそんなに簡単に理解できてたまるか、という事だ。現象を専門用語に置換し、更に二重、三重に置換を重ねた上で、それらを用いて関係式や論理が組み立てられるから、読み手に専門知識が無ければ読解できない。当然の結果であり、読書には読む本の順序があるという事を痛感しつつ、読み流さざるを得なかった。それでも、理解不能な知に触れるという体験そのものに知的刺激がある。それに、日本語全てが意味不明という事でない、論拠が分からずとも論旨は見える。

    物質的世界を記述する数学法則に対し、精神的世界はどのように関係するのか、本著の主題だ。数学者は対象間の関係について何か言えるならば、自分たちが語っている対象の正確な定義は必要としないのだという。物理学者が、生物学、脳科学の分野に挑む。ここに解があれば、我々と人工知能の差は一気に縮まるような気がする。

    コルンフーバーの実験。皮膚への刺激後、自覚する感覚に0.5秒、大脳皮質に伝わり意識されるのに更に1秒必要。ならば、会話が反射的に行われているように見えるが1.5秒かかるのは奇妙だと。ニューロン内部の微小管内で量子的振動があり、そこに量子力学の領域を見出す。これが、心を量子で語れた事になるのか分からない。いつか、心や知性がデジタルに語れる時が来るのだろうか。

  •  ブラックホール、量子重力理論等で知られる天才数学者ペンローズの、人間の意識を物理学によって解き明かそうという試みが、原題にある通り大きなスケール(宇宙)、小さなスケール(量子)と人間の心との関係を説明しつつ描かれている。
     精神を物理的に記述するというとても興味深いジャンルの本なのだが、扱われている用語が幅広くかつ各専門的に深い内容で、とても丁寧な書き口であるのに浅学な自分には一読では詳細を把握しきれませんでした。
     悔しいので時間を置いてもう少し知識を増やしてから再び挑戦したいです。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99651223

  • 未読

  • 量子は心で語れるか?

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