100歳になった相対性理論ーアインシュタインの宇宙遺産

著者 :
  • 講談社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061542815

作品紹介・あらすじ

アインシュタインが残した知の世界遺産「相対性理論」を使って人類が宇宙の謎に挑みつづけた100年間。理論の誕生から最新宇宙論の発展まで、壮大なドラマを誰にでもわかるように平易に説きあかす。

感想・レビュー・書評

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  •  図版てんこ盛り、数式なし、というタイプの相対性理論の本。その中でも、かなりわかりやすいのでは。
     相対性理論だけではなく、それがもたらした宇宙論の広がりを、「相対性理論○歳のとき」……と説明していく趣向。ビッグバン宇宙論、ブラックホール、クェーサー……もちろん駆け足につぐ駆け足なのだが、これくらいのほうが楽しみやすい。
     終章あたりでタイムマシンについての考察があるのも、なかなかおもしろかった。それってエスエフ? いやいや、ちゃんと宇宙論とつなげて考えられるのがミソっすよ。
     著者の科学へのハッピーなまなざしが、とても読んでて安心感を得られる原因か。子どもも含めて誰にでも勧めたい、気持ちのよい本です。
     

  • 2005年はアインシュタインが特殊相対性理論を発表して100年目だそうです。<br>
    特殊相対性理論の基本原理から、ブラックホールやタイムトラベルまで、<br>
    相対性理論の発展について比較的判りやすく書かれています。<br>
    ただ、数字や公式の部分は文系頭には、チョットむずかしいかも。。

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著者プロフィール

大阪教育大学教授,理学博士,専門は理論宇宙物理学,とくにブラックホール降着円盤と宇宙ジェット.
 1956年宇部市生まれ.1978年京都大学理学部卒業,1983年京都大学大学院理学研究科(宇宙物理学専攻)博士後期課程修了.日本学術振興会特別研究員,大阪教育大学助手,助教授を経て,2004年4月より現職.
【主な著書】
『アインシュタインの宿題』(光文社,2003年),『となりのアインシュタイン』(PHP研究所,2004年),『100歳になった相対性理論』(講談社,2005年),『科学の国のアリス』(大和書房,2005年),『シネマ天文楽入門』(裳華房,2006年),Black-Hole Accretion Disks(共著)(Kyoto University Press, 1998, 2008)ほか

「2007年 『光と色の宇宙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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