- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061543799
作品紹介・あらすじ
「香料」から香りと匂いの科学の世界を探求する入門書.社会が進歩し,生活が豊かになったことで日常生活のさまざまな分野で広がりをみせる香料.そんな可能性を秘めた香料の世界をカラー写真やイラストを交えて紹介.
感想・レビュー・書評
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以前、匂いをテーマにした小説を書くのに『匂い』について調べたことがあったが、その当時はここまで詳しい本がなくて、かなり大雑把だった記憶がある。
この本はわかりやすく、章の組み立ても細やかで香料の参考書として秀逸であるように思う。啓蒙を心がけているので難しい言い回しはないが、有機化学の知識があればなおいっそうに魅力的になっただろう。あいにく私は、高校時代に有機化学をほんの少し囓っただけで、それもかなり成績は残念であったので、今になって少々口惜しい。
ひと言で香料といっても、食品のそれと香粧のそれでは在り方も法律も違うというのを、あらためて実感した。
フレーバーとフレグランスの使い分けなど、最初に定義付けしているこの本は、実に科学的だと感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
営業栗原さんに貸出中です!(2021/4/21現在)
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お仕事関係_φ(・_・
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2013年10月に実施した学生選書企画で学生の皆さんによって選ばれ購入した本です。
通常の配架場所: 開架図書(3階)
請求記号: 576.6//H36
【選書理由・おすすめコメント】
普段食べている加工食品や使っている化粧品に入っている香料について一から書いてあってわかりやすいです。
(薬科学科 3年) -
【配置場所】工大選書フェア【請求記号】576.6||H【資料ID】91132526
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匂い、香りは数百、数千種類の成分の微妙なサジ加減によってから成り立っていて、日夜その解析、合成方法の研究が進められていること、また、我々が「匂い」と感じているものは、実は「味」であることが多いことがわかる。「なぜこんな匂いに感じるのか?」といった領域はまだまだこれからで、研究分野としては面白い領域であると感じる。