- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061545267
作品紹介・あらすじ
「ジャングルに迷いこんだような」とされる複素関数論を徹底的に平易明快にする。高校生にもわかる複素関数論の「筋道」とその「目的」。
感想・レビュー・書評
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請求記号 413.52/O 67
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タイトル通りである。なっとくできた、素晴らしい数学書である。最後のリーマン面のところが難しかったが、簡単な1/2の場合で示してくれたことで、なんとか理解ができた。それまでも、複素関数論の醍醐味を存分に味わった。正則な関数、留数、テイラー展開、定積分への応用、一致の定理、解析接続…
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復習に。ざっと理解するにはとてもやりやすい。演習と解説も結構あって、大切なところは十分学べる。
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私は、高校時代数学が嫌いで、大学に入ってからも「公理・定理・補題」スタイルの
数学にうんざりしていた。
教養数学は、線形代数を前期に取っただけで、後期はヤメにしてしまい、
微分積分は初めから登録すらしなかった。
(卒業要件上は、数学は1コマ取りさえすればよかったのだ)
そんなとき、大学図書館で、何気なくこの本を手に取り、読んでみたら、
驚いたことに、スラスラ読める! しかも、美しい!
これをきっかけに、私は「なっとくする」シリーズの数学書を読みあさった。
シリーズとはいえ筆者は別々で玉石混交なのだが、一応、大学数学の
全体像を掴むことができた。そして、いつの間にか、数学アレルギーが消えていた。
数学の面白さ・美しさの一端を垣間見た私は、もっと詳しくやろうと、
岩波の『現代数学の入門」シリーズを読み、そして、より詳しい本へと乗り出していったのである。
そういう意味で、私が数学に手を出すきっかけになった、思い出の本である。
(なお、Feynman 物理学も、数学アレルギーを直す上で大きな役割を果たした) -
これ以上の複素関数入門書(物理屋から見て)は無いのでは?と言えるほど解説はわかりやすくしっかりしているし、演習も解答付きです。とても実用的な本だと思いました。あとは演習書で経験つめば完璧です。
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留数定理、主値積分などが使えるようになることを目的とした本。目標が明確で、説明も上手い。
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数Bに役に立った。説明が分かりやすかった気がする
著者プロフィール
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