なっとくする集合・位相 (なっとくシリーズ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 81
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061545342

作品紹介・あらすじ

数えられる無限?大きい無限、小さい無限?無限の無限乗?現代数学の2つの分野、集合と位相を解説した本。

感想・レビュー・書評

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  • <シラバス掲載参考図書一覧は、図書館HPから確認できます>
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/drupal/ja/node/190

  • 主に集合論の基本について書かれた本。カントールやラッセルによる革命的な提唱と、その時代の反発について触れられている点は、堅苦しい教科書とは一線を画していて良い。しかし、タイトルに「集合・位相」を謳っておきながら、位相空間についての記述が最後の20ページだけ、というのはさすがに酷いと思う。

  • 初学者の目線で,分かりやすく丁寧に解説している良書.数学的事実の羅列でなく,モチベーションの部分から説明されているので,議論の流れが追いやすいです.集合・位相をはじめとするより抽象化された数学を学ぶ際に大切な具体例もきちんと載っています.オススメです.

  • 無限という考えに 仏教の無を感じた。

  • 高校のころよく理解できなかったせいか,ちょっと苦手意識がありました.この本は高校レベルから丁寧に書いてあって,暗算で追えるような例題もついていて,読みやすかったです.有限,可算無限,不可算無限の概念をこの本で理解しました.無限にも大きな無限と小さな無限があるんだと理解できたときはちょっと感動でした.

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著者プロフィール

1946年、群馬県生まれ。東京教育大学大学院理学研究科修了。群馬大学教育学部教授を経て、群馬大学名誉教授。数学教育協議会会員。専攻は位相幾何学(トポロジー)。著書は『読む数学』『読む数学 数列の不思議』『読む数学記号』『読むトポロジー』(いずれも角川ソフィア文庫)、『はじめての現代数学』ハヤカワ文庫NF)、『幾何物語』(ちくま学芸文庫)、『数学 想像力の科学』(岩波科学ライブラリー)、『頭にしみこむ微分積分』(技術評論社)など多数。

「2023年 『読む幾何学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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