- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061545342
作品紹介・あらすじ
数えられる無限?大きい無限、小さい無限?無限の無限乗?現代数学の2つの分野、集合と位相を解説した本。
感想・レビュー・書評
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主に集合論の基本について書かれた本。カントールやラッセルによる革命的な提唱と、その時代の反発について触れられている点は、堅苦しい教科書とは一線を画していて良い。しかし、タイトルに「集合・位相」を謳っておきながら、位相空間についての記述が最後の20ページだけ、というのはさすがに酷いと思う。
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初学者の目線で,分かりやすく丁寧に解説している良書.数学的事実の羅列でなく,モチベーションの部分から説明されているので,議論の流れが追いやすいです.集合・位相をはじめとするより抽象化された数学を学ぶ際に大切な具体例もきちんと載っています.オススメです.
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無限という考えに 仏教の無を感じた。
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高校のころよく理解できなかったせいか,ちょっと苦手意識がありました.この本は高校レベルから丁寧に書いてあって,暗算で追えるような例題もついていて,読みやすかったです.有限,可算無限,不可算無限の概念をこの本で理解しました.無限にも大きな無限と小さな無限があるんだと理解できたときはちょっと感動でした.