なっとくする量子力学の疑問55 (なっとくシリーズ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 19
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061545618

作品紹介・あらすじ

常識をくつがえす量子の世界に起こる疑問に深い考察を加え、疑問をとおして量子力学の体系をつかむ書。アインシュタインさえ惑わせた難問に切りこむ知的興奮を味わう。

感想・レビュー・書評

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  • 本書を読むにはハミルトニアンやシュレディンガーの方程式は理解する必要がある。55の疑問に対して数式を交えて説明されている。もう少し基礎を理解しないと納得できるほど理解はできないが、問と答えが簡単に書かれているのでその部分は参考になった。知らなかったことで新たな発見があったのは、素粒子物理学の基礎であるスピンの意味が分かったこと、それを証明する実験としてシュテルン-ゲルラッハの実験があったこと、水素分子の電子の波動関数の重なり合う部分が負に帯電し、原子核の陽子を引っ張り合って結合するという仕組みがわかった。

  • 常識をくつがえす量子の世界に起こる疑問に深い考察を加え、疑問をとおして量子力学の体系をつかむ書。

  • けっこうなっとくできましたよ。

  • 多世界解釈とデコヒーレンスについて,短いが定式化が書いてあって参考になる.
    お話ばかりで定式化が書いていない本が多いので...

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著者プロフィール

成蹊大学非常勤講師、元・東京大学大学院総合文化研究科専任講師。理学博士。1949年、千葉県生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。専門は理論物理。研究テーマは、素粒子物理学、宇宙論、量子論(多世界解釈)、科学論など。

「2020年 『物質の究極像をめざして』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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