ゼロから学ぶ線形代数

著者 :
  • 講談社
3.57
  • (10)
  • (9)
  • (22)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 232
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061546530

作品紹介・あらすじ

はじめが、だいじ! 寝ころんで読める脳に心地よい線形代数入門。「行列の掛け算は、なぜあんな変な掛け方をするの?」といった誰もが抱く疑問を、ことごとく氷解させる超入門書!


はじめが、だいじ!
寝ころんで読める脳に心地よい線形代数入門。

「行列の掛け算は、なぜあんな変な掛け方をするの? 」
といった誰もが抱く疑問を、ことごとく氷解させる超入門書!

肩のこらない優しい説明
(1)具体的なイメージがつかめるようにした。
(2)算数から大学レベルの数学へすんなり移行できるようにした。
(3)ミステリー仕立ての会話で息抜きを。
(4)簡単な練習問題で知識の漏えいを防止。
(5)ストーリーマンガを読むような面白さ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • [第3刷]2003年6月20日

  • 電子ブックへのリンク:https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000028212
    ※学外から利用する場合は、リンク先にて「学認アカウントをお持ちの方はこちら」をクリック→「北海道大学」を選び「選択」をクリック→入学時に配布されたID/PWでログイン

  • 大学で線形代数を学習していてよくわからないままで終わって、その復習のためにざっと読めばよくわかるであろう。3章までは詳細に読んだが、詳細な説明をとばしているところがある。ゼロから学ぶ、ということであるが、あくまでも大学の授業と関連させたほうがよい。
     小島氏の独習の統計学やベイズ統計学は独習向けであったが、同じ著者でも、このシリーズは、大学の授業で挫折して、やさしい教科書で学び直すためとの位置づけのように思える。

  • 数学や経済学の啓蒙書を多数刊行している著者による、線形代数の基礎部分を易しく書き砕いた本。一般的な高校生が(受験対策意識せず)読んで理解できるレベル。

    数学が苦手な読書が、この分野で頻出する(基礎的な)数式の操作に慣れることができれば、本書の目的は果たしたことになるのだろう。

    【簡易目次】
    1章 行列式とは要するに面積のことなのだ
    2章 3次元以上の行列式を征服する
    3章 直交する世界-内積と外積
    4章 線形変換のココロ
    5章 逆行列のひみつ
    6章 固有値を「体感」する

  • 行列には、二つの側面があるというトピックスは、考えると理解が深まるイイお題だったと記憶してる。

  • 理系の大学入学前に読んでおくと、授業、教科書がハズレでも怖くない。

  • ・数式は用いつつも基本的に文章で話を進めてくれるため、他の数学参考書にありがちな演習に傾倒してしまうということがなく、また一冊の書物としても十分に楽しめる
    ・厳密な証明は最低限に抑えているため、極度の煩わしさに悩むことはなく、かつ納得できる範囲まで解説してくれている
    ・「で結局線形代数って何なの?」という疑問に図形的な側面から教授してくれるため飽きるということがない
    ・とにかく全編にわたって著者の意気込みが感じられる

    固有値の応用など、明らかに理系の知識がないと理解できない部分もごく一部あるが、基本的には文系にすごく優しい本。線形代数の無機質さに脅え、トラウマにもなってしまった人にこそお勧めしたい(僕がそう)。線形代数にとっかかるのにこれ以上の本を僕は寡聞にして知らない。出会えて良かった。
    (2006年10月05日)

  • 途中

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

小島 寛之(こじま ひろゆき)
1958年東京都生まれ。東京大学理学部数学科卒業。同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。経済学博士。
現在、帝京大学経済学部経済学科教授。専攻は数理経済学、意志決定理論。
数学エッセイストとしても多方面で活躍しており、そのわかりやすい語り口には文系・理系の読者を問わず定評がある。
主な著書に『使える!経済学の考え方』『数学入門』(以上、ちくま新書)、『天才ガロアの発想力』『ナゾ解き算数事件ノート』『21世紀の新しい数学』『証明と論理に強くなる』『【完全版】天才ガロアの発想力』(以上、技術評論社 )、『無限を読みとく数学入門』(角川ソフィア文庫)、『数学的推論が世界を変える』(NHK出版新書)など多数。

「2021年 『素数ほどステキな数はない  ~素数定理のからくりからゼータ関数まで~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小島寛之の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×