休み時間の免疫学 第2版 (休み時間シリーズ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 78
感想 : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061557147

作品紹介・あらすじ

新規項目・図版・国家試験問題を追加することで,さらにわかりやすくなった待望の改訂版! 医学部生のほか,歯学,看護,薬学,コメディカル,農学部,生物学部など,免疫学を学ぶすべての初学者のための1冊。免疫学の専門書・教科書が難しくて困っているという人におすすめ。
<改訂内容>
・自然免疫(Toll様受容体,NK細胞等),Th17細胞,Treg細胞,補助刺激分子,細胞内シグナル伝達のポイントがついかされたことでStage(見開き2頁)が16追加(新規図版約20点)
・医師,歯科医師,薬剤師,看護師,臨床検査技師の各国家試験の問題を計36問収録
・初版のStage内容も最新情報に全面改訂(図版も半数以上修正).一方,古い内容は削除し,あくまでも必要最小限のコンセプトをキープした

感想・レビュー・書評

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  • ワクチン忌避についてあれこれ考えていると、ふと免疫学の復習がしたくなって、手持ちの第1版を第2版を買い直した。説明はとてもわかり易くて、見開き2ページで1つの項目を説明しているので、勉強嫌いな自分でも読みやすい。ただ分かりやすい説明はしてあるが、まったくの初学者向けという訳では無く、情報量はかなり多い。一般の人に勧める本ではない。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:491.8||S
    資料ID:95120251

  • 分かりやすく書かれて、かつ面白いです。初学者向けですね。ただ、「休み時間(1テーマ10分)」で学ぶ事を想定しているため、ステージを細かく分けすぎていて体系的な学問としての学習には向いていません。簡単な用語の確認や調べごとなどに使うのが良いかなと思いました。

  • 主に医学部の学生向けに書かれた免疫学の副読本。書いてあることのレベルは落とさないながらも、整理して読みやすくしようとしている。タイトル通り、学習の休み時間に読むもの。教科書にあるような細かいレベルの事柄は書いていないが、全体の見取り図を得られるように配慮されている。

    内容は標準的なもの。体液性免疫と細胞性免疫のそれぞれの働き方をざっと解説。その後、それらのプロセスで登場する物質や細胞を一つづつ取り上げる。ついで免疫の過剰・過少によって引き起こされる、アレルギー(I型~IV型)、免疫不全、SIRSの仕組み。最後に、様々な細胞誘導物質に応じて引き起こされる細胞内の分子生物学的プロセスを扱っている。最後の細胞内プロセスはこれでもかなり省略してあるとのことが、多くの物質が次々と登場して読みにくく感じる。

    免疫学は一般的書物をいくつも読んだので、それよりステップアップしたものとしてちょうど良かった。例えば、一般向けにはマクロファージがまず異物を貪食してCD4+ナイーブT細胞に抗原提示するストーリーとして述べられる。本書にはマクロファージの他にマスト細胞や樹状細胞が貪食細胞として登場し、特に樹状細胞の抗原提示能力の高さが述べられている。樹状細胞の抗原提示能力の高さへは1990年代以降になって注目されたもの(p.90)。また抗原提示における補助刺激分子の役割(樹状細胞の抗原提示能力が高いのは、補助刺激分子を多く持つから)。補助刺激分子はT細胞のアポトーシスを抑制するところ(p.29)は面白そうだが、さほど詳細が書かれていない。

    活性化マクロファージによるウィルス不活化も、あまり知らない話題だった。NK細胞やCD4+ナイーブT細胞から分化したTh1細胞から産出されるIFN-γによってマクロファージが活性化するもの(p.56f)。後は、Th1とTh2の相互抑制の仕組み。Th1は細胞性免疫、Th2は体液性免疫へ導くサイトカインを産出するが、それぞれのサイトカインはお互いの産出経路を阻害するように働く。また、Th17とTregによってもたらされる炎症反応を進めるか終わらせるかのバランスもよく整理されて見通しが良い。

    「Th1/Th2バランスが(細胞性免疫か体液性免疫かの)左右を決めるハンドルだとすれば、Th17/Tregは「免疫反応のアクセルとブレーキ」というイメージでよいかもしれません。」(p.107)

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  • 免疫のテスト勉強のために買った本。
    学部の友人たちがこぞって買ってたから流れで買ってみたけど、これは本当に分かりやすい。
    もちろん大学の講義の方が詳しいことを教えてくれるけど、講義はアウトラインを教えてくれないから、この本でだいたいのストーリーを頭に叩き込んでから授業を受けるのをお勧めする。
    高校生物を少しかじった程度の知識があれば理解できる。そんな分かりやすく丁寧な言葉で記してあって、全力でおすすめしたい本。

  • 2階書架 : QW504/SAI : 3410153957

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著者プロフィール

弘前大学大学院 臨床検査医学講座 准教授。
同附属病院感染制御センター 副センター長。

「2018年 『休み時間の免疫学 第3版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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