- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061563162
作品紹介・あらすじ
社会問題となっている危険ドラッグ。その正体について、薬学的観点を中心にわかりやすく解説。取り締まりの歴史や、種類・特徴、検出方法など、基礎的な関連知識も充実させた。薬剤師、看護師をはじめ、一般にも。
感想・レビュー・書評
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タイトル通り、基礎知識の習得にはオススメ。
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明治薬科大学図書館 ベストリーダー2020 12位
https://bit.ly/3exdeke -
499.15||Fu
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舩田正彦『危険ドラッグの基礎知識』(講談社、2016年)は危険ドラッグを薬学的観点から解説した書籍である。危険ドラッグの種類や特徴、依存性、規制の歴史、検出方法などを説明する。危険ドラッグは百害あって一利なしの文字通り悪魔である。危険ドラッグにはくれぐれもお気をつけ下さい。
薬学的視点は危険ドラッグ対策とって重要である。危険ドラッグは脱法ドラッグ・脱法ハーブ・合法ドラッグ・合法ハーブと称して販売されたが、薬の本質を理解していれば、その種の欺瞞的な屁理屈に対抗できる。危険ドラッグを合法ドラッグ(合法ハーブ)と思っているならば極めて世間知らずである。合法ハーブは非合法ハーブである。
日本薬剤師会「2015年度くすり教育研修会:学校におけるくすり教育の現状と課題」(2015年3月12日)において、山本信夫日薬会長は「子供たちへのくすり教育では、犯罪がらみの危険ドラッグだけが重要ではない。まず、薬とは何かということをきちんと覚えてもらう」と語った(「くすり教育、教師と薬剤師が連携を‐日薬が研修会」薬事日報2015年3月17日)。